日本土着のブドウ品種で造る甲州ワインが、海外でも注目される中で、国内航空会社も国産ワインに力を入れ始めた。日本航空(JAL)は、機内食に甲州ワインを初めて導入した。
JALがファーストとエグゼクティブクラスに採用したのは、勝沼醸造(山梨・甲州市)の「アルガブランカ」シリーズ。2月から全路線のファーストクラスに「アルガブランカ・ピッパ 2003」を搭載している。醸造過程で補糖、補酸を行わず、フレンチオークで6か月間熟成し、2年以上、瓶熟させた。樽香と果実のバランスのよい優雅な味わいという。
3月からは欧州線エグゼクティブクラスで「アルガブランカ・クラレーザ 2005」の提供を始めた。ワインと澱を接触させるシュール・リーによって仕上げた繊細な味わいという。また、マンズワイン「ソラリス 信州小諸メルロー2004」もファーストクラスで提供している。世界的な日本食ブームに合わせて、醤油やわさびなど日本独自の調味料や食材との相性が良い国産ワインに注目した。
勝沼醸造は1937年創業。伊勢原圃場の畑にこだわった「アルガブランカ・イセハラ」など、甲州の可能性を追求する一方で、ヨーロッパ系のカベルネ・ソーヴィニヨンやシャルドネなどの品種も手がけている。
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