毎日新聞社 【2007年3月9日】 医療クライシス
勤務医の6割「病院辞めたい」----231人回答 ◇「休みがない」「意欲わかない」 勤務医の6割が「病院を辞めたい」と考え、9割以上が「医師不足」を感じている----。大阪市で11日に開かれるシンポジウム「地域医療をまもる近畿の医師・医療者のつどい」の実行委員会が実施した調査で、勤務医の置かれた厳しい現状が浮き彫りになった。 近畿の保険医協会などを通じて調査票を渡し、郵送やインターネットで回答を集めた。その結果、231人のうち、60%が「病院を辞めたい」と回答。その大半は、自由記載欄で▽「休みがなく、30分で来院できる範囲にしか出かけられない」(自治体病院30代女性)▽「患者のクレームにぴりぴりして、がんばる意欲がわかない」(民間病院40代男性)などと訴えている。また、勤務先の病院で医師不足を感じている人は92%に達し、85%が開業を考えていた。回答者の勤務先は民間病院71%、大学病院11%、自治体病院9%で、年齢は30-40代が65%を占めた。
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先日の32時間連続勤務もインパクトのあるニュースでしたが、これもすごいことです。毎日にこにこ患者さんとお話をしている医師の6割が、病院やめたい、と思いながら働いているってことですよね。
医療崩壊ニュースがあちこちで聞かれていますが、末端の実務をしている医師がここまで厭世的になっているとは、厚労省の役人も想像力が及ばないのではないでしょうか。
医師はそもそも自己犠牲をいとわぬ高邁な精神を持っていなければ職務を全うすることができません。対象が患者の都合であって、自分の都合ではないからです。しかし仕事に対するやり甲斐がなければ、到底続けられるものでもありません。
ただしこの調査、母集団がやや少なく、またポピュレーションに偏りがあるので、勤務医の意識にどこまで迫っているかは疑問ですが、少なくともそのような傾向があると言うことでは意味のあるニュースだと思いました。
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