札幌のクラーク博士像の項(10月18日)で、北大博物館にもクラーク博士の事が詳細に記載された展示があることを書きました。その後10月20日のねこりんの本に囲まれた生活に北大博物館の事がかかれていたので、私も追加でもう一文。
北大博物館は学術展示が豊富ですが、1階フロアには北大の前身である札幌農学校の歴史や北大の歴史が展示されています。旅する外科医が一番感銘を受けたのは札幌農学校創学当時の学生のノートの展示でした。当時、すべての授業は外国人教師によって英語で行われたとあります。学生はそれを英語で筆記し、寮に帰ってから清書したものを教師に提出。教師が添削し、それを再度清書したというのです。当時の清書ノートが数多く展示されていました。いわゆるペンでかかれた見事な筆記体で記述されており、内容をざっと見ても旅する外科医に理解できない英単語が頻繁に使用されています。多くは専門用語でしょうが、中には全く理解できない形容詞が使用されており、そのころの学生の英語能力の高さに驚くばかりでした。科目には英語によるディベートなども多くあったようです。
創学当時の学生の優秀さと勤勉さを思うにつけ、自分の大学時代がいかに体たらくであったか思い知らされ、気恥ずかしくなります。ただ今は、学問体系が複雑膨大になり、多くの情報をいかに簡略に自分のものとして理解し、その中から新しいアイデアを創設することが求められているわけですから、外国教師の教えを勤勉に吸収するという当時の勉学姿勢だけではやっていけない一面があることも事実です。
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