「あ・・。落ちた。」
あ・・。事件。
わたしのお胸さんのポケットから
バラバラとすべてが落ちた。
一つだけ大切なものを残して。
***
な。何が起きたの?
と、お思いの方々へ。
昼ごはん食べてる人は読まないで。。。
***
可愛いカバのマスコットのついたボールペンと、
花柄の3色ボールペン。
診察用のペンライト。
ちゃぽちゃぽ、ぽちゃ~ん。
小児の摘便ちゅう。便器に落ちたの。
飛び散るしぶき。(香り付き)
***
小枝にしがみついたサナギのように、
ぷら~んと水面ギリギリでセーフだったのは、
携帯電話でした。
***
せんせ。防水だから落ちてもきっと大丈夫。
と、お昼ごはん中に、ナース。
***
。。。わらえる。
*******By ゆめみ
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「きちんとした治療したのに。。。」
「ほんとかよ!」
「うそだろ!」
「人一人死んでんだぞ!」
「じゃ、捕まえておこう。いい教訓にしてやれ!」
って、いうことだったのですね。
なんか、無罪って言われても、これだけボロボロにされては、
「大丈夫かしら。。。このまま一生懸命やっていて。あんまり一生懸命にやらないほうがいいかも。」
というふうに、なって当然。身構えて当然。
「それって、委縮医療ですよね。」
「委縮?」
「最大限のことしないと、駄目ですよ。」
「だから、最大限しています。」
「うそだろ。」
みたいな感じで。
医療不信と司法不信のぶつかり合った大事件が、ひとまず「無罪」で決着した。控訴を断念しただけなのですが。持ち出された専門用語は「医学的準則」でした。
いったい、検察・裁判って、なんなのかしら。。。
「常識的準則」から外れた逮捕で魔女狩りされた医師のショックと悲しみを想像すると、わたしは当分立ち直れそーにない。
********By ゆめみ
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妖怪魔餓神 八脚攻め落とし その五:
「少年法の刑事責任年齢の引き下げの改正法案可決わずか4日前の発刊が意味するもの」
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空飛ぶ探偵事務所から
少年法では、満20歳未満の犯罪少年は、たとえ刑法で処罰されるべき犯罪を犯しても、まだこれからの人生がある、未来があるということで、「人格の可塑性」を信じて、成人同様の刑事罰を下すのではなく、死刑判決は無期刑、無期刑は有期刑へとそれぞれ量刑を緩和するとともに、少年院、児童支援施設、養護施設などで矯正教育を施し、更生させる道を与えるという社会保障法としての性格が明確にされている。
少年犯罪の審理は非公開であるとともに、実名、年齢、職業、容貌などが、週刊誌、出版物、報道で公開されることを禁じている。
少年犯罪の低年齢化と凶悪化の傾向が高まりつつある中で、また、被害者、遺族への説明や審理の結果の通知もなく、精神的な救済がないことが問題であるという世論が広がり、平成13年4月に、改正少年法が施行され、非公開性が一部改正され、被害者・遺族への処分結果の通知されるともに、審理記録の一部閲覧、コピーが可能になった。しかし、第三者への記録の公開は禁止されている。
なお、刑事責任年齢については、改正少年法では、それまで16歳以上に原則限定されていた刑事裁判(検察送致)が14歳に引き下げられ、つづく平成19年5月25日には刑事責任年齢が、14歳から「おおむね12歳」にさらに引き下げる改正法案が成立し、19年11月1日より、施行される予定である。なお、「おおむね12歳」というあいまいな表現であるが、犯罪の凶悪、重大性いかんでは11歳まで刑事処分が可能になるというのが法務大臣の解釈である。
ちなみに、諸外国における刑事責任年齢は、アメリカの7歳以上(但し、州によって異なる)、イギリスで10歳以上、カナダ12歳以上、フランス13歳以上、他、多くの国で14歳以上と定めており、このたび11月1日から施行される改正は、世界的にも厳しいレベルにまで責任年齢が引き下げられたことが分かる。
さて、このたびの「僕はパパを殺すことに決めた」(講談社、平成19年5月21日月曜日発刊)は、こうした改正少年法の一部改正法案が可決する5月25日金曜日のわずか4日前の発刊であったことは単なる偶然ではなく、注目度で週末日曜の購買を誘導しようとする「メディア売上至上主義」が強く背景にあったものと推測されて当然である。単行本のキャッチフレーズが、ご存じのように「社会に真相を伝えることの意義」であるが、供述調書などの内部資料をそのまま転記(引用)した暴露本を、時期に合わせて早急に?十分な配慮も承諾もなく公表しても、世論が本来期待している少年犯罪の減少と再発防止につながるかは大変疑問である。むしろ、遺族のプライバシーの侵害という新たな「メディア被害」を生むばかりである。少年のプライバシーや更生にも全く配慮しないこうした異常な暴露本は、少年法の趣旨を大きく踏み外すものであることは明らかで、事あるごとに重ね重ね指摘しても非難されまい。
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かくして、妖怪魔餓神は、八脚のうち五脚をすでに切り落とされ、もはや逃げることも徘徊することもできず、地にもがくのみの姿にて候。残る三脚の召し取られる様や如何に。
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鑑定医の行方、ジャーナリスト草薙氏、講談社の捜査状況、など今後動向が注目しつつ、このシリーズはあきれ顔の掃除人とともに一旦休息します。新しい展開があり次第、シリーズはふたたび激しく発進します。
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「妖怪魔我神 八脚攻め落とし その一:暴走するジャーナリストの人権侵害・法務局批判論」
「情報源(取材減)の秘匿」は、ジャーナリストの取材姿勢になくてはならない原則であるのは論を待たない。情報を提供する側にも、「守秘義務」を持つ立場の者がいるからである。
一般人でも、情報を提供することで、さまざまな嫌がらせや、妨害、身の危険が生じることがあるからである。
したがって、明らかに情報提供者が特定されるような公表の仕方は、提供者の事前の承諾がなくてはならない。
このたびの草薙厚子氏の「僕はパパを殺すことにきめた」(講談社)においては、捜査資料や鑑定書などの内部資料の入手方法に、きわめて不可解なスパイまがいのツールが使用されていること、「内部資料・鑑定診断そのままの引用文」が多用されており、少なくとも二つの方面に困惑と被害を与えた。
精神鑑定医が出版後に驚くような内部資料そのままの「引用文」である。引用というよりはむしろ、内部資料に加筆したともいうべき「あるまじき作文」である。
こうした作文スタイルは、ジャーナリストに期待される「取材源の秘匿」が守られていないばかりか、現在の少年法で定められている少年審判の非公開の原則に挑戦的な逸脱である。秘密漏示の嫌疑で精神鑑定医が強制捜索・逮捕された。
そして、少年や遺族(父親)の更生を大きく阻害して余りある、「プライバシーの侵害」である。遺族から名誉棄損で告訴されたのは当然である。
* * *
このような、情報提供者を守ることも、プライバシー・名誉権を守ることもできないジャーナリスト草薙厚子を擁護する代表的な論法を見てみることにしよう。
***有田邦生ブログより 2007/09/15 草薙厚子を擁護する!
。。。(前半略)。。。草薙さんは『僕はパパを殺すことに決めた』(講談社)のなかで、非公開の少年審判や供述調書の内容を詳細に引用した。それが刑法の秘密漏示に当るというのだ。奈良地検が少年の父親などから告訴を受けていたものだ。ここには言論・表現の自由をめぐって深刻な問題がある。しかしどこのマスコミも指摘しないことに父親の問題がある。事件は父親の異常な暴力がきっかけに起きている。少年は本当は父親を殺害しようとしていたのだ。その父親が自己の責任を背負うことなく、草薙さんを告訴した背景には自己保身があると私は思っている。見栄や外聞が自己責任よりも大きいのだろう。
前妻に対する自分の面子で少年を医師にすべく日常的暴力で受験勉強に駆り立てた異常な様子が調書ではリアルに明かされている。事件の根源がこの父親の人格にあることを無視して少年の動機は理解できない。それが明らかとなったことが耐えられなかったのだろう。社会が事件から何事かを教訓とするには、父親にとってはつらいことだがこうした「事実」を知らせることからはじまる。情報を得たジャーナリストの立場からすれば、知った以上は報じなければならない。ましてや匿名ではなく名前を出して書くことはそこに責任が伴っている。私が準備している単行本『X』について、ある危惧を抱き鶴見俊輔さんに相談したことがある。そのとき鶴見さんは言った。「たとえ訴えられても書きなさい。それが歴史への責任というものなんだ」草薙さんもそうだと思う。ただし情報源との関係で問題はなかったか。情報源には「引用する」ことまでの了解は得ていただろうか。そんな疑問もある。しかし、私はあくまでも草薙さんを擁護する。少年事件の再発を少なくするためには、本来法務当局などが事件の概要を明らかにすべきだからだ。そうした再発防止策を取らない怠慢こそ糾弾されなければならないのだ。 以上、有田邦生・公開ブログより抜粋 * * *
以上が、草薙氏を擁護する論調の代表的なものである。
ジャーナリスト有田邦生氏は、「情報源や引用の承諾」について少し触れておきつつも、遺族(父親)の暴力と自己責任に重きをおいて草薙氏を擁護している。資料を公開することは、ジャーナリストの「取材源秘匿の原則」に優先しても良いという論理である。さらに、非公開性がために少年の犯罪事件の再発を防げないのは法務当局であるとして、ジャーナリストの暴走を責任転嫁しているのである。
ここに、憲法に保障された「プライバシー・名誉の基本的人権」を犠牲にしてまでも、「言論・表現の自由」を謳歌し闊歩する現代ジャーナリズムの傲慢と錯誤が見て取れるだろう。
。。。。。。。。。つづく
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講談社から皆様へ
『僕はパパを殺すことに決めた』について
弊社学芸図書出版部は本年5月21日、『僕はパパを殺すことに決めた』を刊行いたしました。本書に関連するとして奈良地方検察庁は「秘密漏示」を名目とする一連の捜査を続け、10月14日、事件を起こした少年の精神鑑定を担当した医師を逮捕するに至りました。
私たちは今回の捜査の目的はメディアの取材活動を萎縮させることにあり、到底容認できるものではないと考えております。版元として取材源を明らかにすることはできませんが、本書に関連するとして身柄を拘束され、多大な苦痛を受けておられる鑑定医の方には心よりお詫び申し上げます。また、本書刊行の結果として、本来あってはならない出版・報道に対する権力の介入を引き起こしてしまった社会的責任を社として痛感しております。弊社では、本書出版の経緯、形態、意義について第三者を含む調査委員会を設けて詳細に検証を行い、その結果を改めて公表いたします。
著者の草薙厚子氏が本書でテーマとしたのは、2006年6月20日、奈良県の進学校に通う当時16歳の少年が起こした自宅放火事件です。この事件では少年の継母と異母弟妹の3人が犠牲となっており、発生当初から社会的に大きな関心を呼び起こしました。
まことに痛ましく、かつ重大な事件にもかかわらず、少年審判が公開されないこともあって、事件の真相はほとんど明らかにならないまま風化しようとしていました。草薙氏は取材の過程で少年や父親の供述調書をふくむ捜査資料を入手し、それらの資料を引用しつつ、少年が事件を引き起こした動機や心理状態を描いております。そして、事件の背景には常識をこえた勉強の強制、過熱する受験戦争が横たわっており、どの家庭でも起こりうる普遍性があることを明らかにしました。弊社出版部としても、この事件の真相を伝えることは社会的に大きな意義があると判断して、本書を刊行した次第です。
本書については7月12日、東京法務局長より、非公開とされる少年審判の供述調書などを引用し、少年の心理、家族の私事などを詳細に記述することによって少年のプライバシーを侵害したとして、以下の勧告を受けております。
《本件書籍による更なる被害を防止するための適切な措置を講じるとともに、今後、このような人権侵害行為をすることのないよう、ここに勧告する》
弊社はこの勧告を真摯に受けとめ、少年法の精神を尊重しながら今後も弊社の出版活動に反映させていく旨を公表しました。
その後、9月14日、奈良地方検察庁により、本書に関連するとされる強制捜査が行われるという事態に至りました。著者の草薙氏の自宅ならびに所属事務所、少年の精神鑑定を担当した医師の自宅ならびに勤務先に家宅捜索が入り、以後、担当編集者をはじめ何人もの社員が奈良地検による任意の事情聴取を受けてきました。さらに9月28日には、この件に関連するとして京大教授の自宅ならびに研究室が家宅捜索を受け、任意の事情聴取が繰り返されました。
一連の捜査は、「秘密漏示」に対するものとされています。「秘密漏示」とは、弁護士、医師や薬剤師といった高度な守秘義務を要する職業につく人が、正当な理由なく業務上知り得た秘密を漏らした場合に適用される罪状です。
一方、私たちジャーナリズムに携わる者の使命は、国民の知る権利に応えるべく、真実を明らかにして報道することにあります。社会的意義、公益性のある報道のために、官公庁の不正や企業の組織的犯罪など、本来なら国民に広く開示しなければならないような重大な情報を得るため、守秘義務保持者らを含む情報源を取材するケースもあります。今回の事件にあたっても、真相を明らかにすることを目的として、著者を中心に取材活動を展開しました。一連の取材のなかで供述調書を含む捜査資料を入手したわけですが、この取材活動は正当な行為であったと考えています。
弊社および草薙氏は奈良地検の事情聴取に対して、調書の入手に関しては正当な取材行為であったことを主張し、情報源秘匿の原則を守りながら可能な限りの説明を任意で行ってきました。現在も捜査は続いており、弊社としては出版社として守るべき原則にしたがって対応してまいります。
取材経過ならびに今回の捜査に関する弊社の考え方は以上のとおりです。
本書によって傷つけられたと感じておられるご遺族の方々、鑑定医の方、京大教授はじめ今回の捜査によりご迷惑をおかけした方々につきましては、弊社としてもまことに申し訳なく思っております。ことに取材にご協力いただいた少年の祖父の方には、お気持ちに反する結果となってしまったことを、心よりお詫び申し上げます。
なお、弊社としては事態の推移に鑑みて重版を控え、出荷を見合わせております。その他、本書については図書館での閲覧問題などさまざまな混乱が生じており、読者のみなさまにご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
今回の本作りについてはさまざまなご指摘をいただいております。真相を明らかにするためとはいえ、捜査資料を引用することによって少年法に定められた審判の非公開原則を破ってよいものかどうか。人権に対する配慮が欠けていたのではないか。もっとも大切にすべき取材源を危険にさらすものではなかったか。これらのご批判については、弊社としても謙虚に耳を傾け、みずからの本作りを問い直す必要があると考えています。具体的には冒頭で申し上げたとおり、調査委員会が詳細に検証を行い、その結果を公表するとともに、今後の出版活動に活かしてまいります。なにとぞご理解いただきたくお願い申し上げます。
2007年10月17日
講談社
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広げられた物にも 隠されたものがある。
しかし 見えないようで 見えるものがある。
偽善という名の詭弁は いつもそうのように
人を惑わすために 隠れるものなり。
「空飛ぶカルテ」07.10.18-2
***************************
。。。。。つづく
シリーズ 「妖怪魔餓神 八脚攻め落とし」
「報道の自由」の下で、ジャーナリストたちの、法をも怖れない、傲慢な取材によって、一人の精神鑑定医だけがはめられていった謎を暴く。ジャーナリズムと司法界に横たわる癒着の疑惑にメスを入れる。
夢見る掃除人 見参!
乞うご期待。
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人間の言葉には、いろいろな謎解きの鍵が必ずどこかに隠されています。
「空飛ぶカルテ」07.10.18.2
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さて、このたびの「僕はパパを殺すことに決めた」という書籍の出版理由についての公式発表を、もう一度見直してみましょう。
文法的に奇妙な箇所がひとつあります。
「真実を明らかにしたかった。一人の少年が追い詰められて事件を起こす事実を大人は知らないといけない。(供述調書を) そのまま使うのがいいと判断した」。(2007年6月毎日新聞)
なぜ供述調書に( )が付いているのでしょう。毎日新聞の取材に対して、供述調書とは、あなたは言っていないのです。毎日新聞が加筆したのです。
あなたは、「何を」そのまま使うと、言うつもりだったのですか。無意識に隠してしまったのではないでしょうか。
毎日新聞の記者も、取材の録音を書き起こした時、目的語のない最後の言葉に、不自然さを感じたことでしょう。ジャーナリストは文章が命です。目的語のない文章は書けません。
無意識に(供述調書)と補足してしまったのでしょう。あなたに事前に確認はされていませんね。
さて、そのまま使うことが求められるもの、しかも鑑定医しか書けないもの。
そうです。鑑定書以外にはあり得ないのです。
鑑定書は公判でも一般の眼の前には出てきません。しかし、書籍は公判中に書かなければなりません。10年以上も前の事件を書いても、あまり価値はありませんからね。
さて、あなたの書籍はどのように紹介されているでしょう。鑑定書とは一言も触れていないはずです。わたしの推理は当たるでしょうか。
アマゾンの書籍紹介をもう一度、一緒に見てみましょう。
内容紹介
IQ136の天才少年はなぜ、自宅に火をつけたのか――。
2006年6月20日、奈良県で発生した事件は日本中を震撼させた。全国でも屈指の進学校・私立東大寺学園高校に通う16歳少年が自宅に火をつけ逃走、焼け跡からは少年の継母と異母弟妹の3人が遺体となって発見された。事件後、少年は中等少年院に送られたが、事件の真相は少年法の厚いベールに包まれていまだに明らかになっていない。
著者の草薙厚子氏は、独自に入手した3000枚の捜査資料をもとに、少年と家族の実態に迫る。警察が作成した供述調書には、少年の振り絞るような肉声が残されていた。
僕はこれまでパパから受けた嫌なことを思い出しました。パパの厳しい監視の下で勉強させられ、怒鳴られたり殴られたり蹴られたり、本をぶつけられたりお茶をかけられたりしたことを。なんでパパからこんな暴力を受けなければならないんや。一生懸命勉強してるやないか。何か方法を考えてパパを殺そう。パパを殺して僕も家出しよう。自分の人生をやり直そう――。
僕はそう思うようになりました。(「第一章 計画/殺害カレンダー」より
かくして、この中に、鑑定書なる語彙は。。。「ない」
。。。つづく
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昨日とはちょっと違う話になりますが、よろしいでしょうか。
なぜ、デジタルカメラでなければならなかったんでしょう。ボイスレコーダーというのは小型のものですね。秋はバラ、もとへ、秋葉原なんかのマニアショップで陰で流通しているような。
正確に情報を収められるものでしょうか。日本製品はかなり精巧ですから可能ですね。
しかし、コピー機がなくたって、電子ファイルというのが今は通常の伝達道具、メモリーの時代です。新石器時代ですから。
あえて、デジタルカメラやボイスレコーダーなどという、古めかしい道具。。。あ。失礼。お高いんですよね。たしか。レンズも特製だし、マイクも特製品が仕込まれていますから。ロシアマフィアとかが、軍事情報を入手する時のマイクロフィルムみたいな、なにか特別な状況下で用いるようなものですね。
電子ファイルで送信すれば簡単なのに、なぜ、わざわざ古めかしい道具。あ。失礼。特製品を使用したのでしょう。。。よく分りませんが。
すでに、ファイルがどこからか送られていたということはないですか。
(あなたが口を割らないという思わせぶりな)彼。。。の知らない間にね。
3000枚の資料をボイスレコーダーで取ることは不可能です。私もちなみに、やってみましたが、10枚が限度です。口が渇いて、次の日、口内炎になってしまいます。大好きなカラオケに行けなくなってしまいます。大好きな「三年目の浮気」の替え歌が歌えません。
では、デジタルカメラなら?はなから無理です。3000枚を取り終えるのにいったい何時間かかるでしょう。半端じゃありません。
さて、報道によりますと、これらの道具を使って入手したということですが、本当でしょうか。新石器時代の庶民には信じがたいことです。
たとえこれらのツールで得た情報を、詳細に正確に書き起こして、引用文として使用するには大変な時間と労力がかかります。一人ではできません。会社の数人の手を結集させても、気の遠くなるような作業です。
電子ファイルならなんのことはありません。ポケットに入れて持ち歩くことも出ます。メールは危険です。間違って、送られるとそれこそ大変です。
正しく送られても足跡が残ります。
DVDは便利ですね。容量もたくさんある。これをいじれば、半年で一冊の本くらいわけないでしょう。
冷汗がでてきました。しゃべってる間に。後ろを気をつけないとね。。。
一旦、休憩しましょうか。おいしい緑茶もあります。ミルクを入れると。あ。ミルクはお嫌いでしたね。じゃ、ミルクのDVDなんかは如何ですか。いい感じのリズムで。最近はほんとに便利になりました。音楽も入っちゃうんですよね。感心しました。
「真実を明らかにしたかった。一人の少年が追い詰められて事件を起こす事実を大人は知らないといけない。(供述調書を) そのまま使うのがいいと判断した」
というあなたがたジャーナリスト、マスコミの姿勢を弁護する(共感的な)社説がついこの間、新聞に出ました。どのように入手したか、そのツールの「おかしさと奇妙さと不自然さ」については触れていませんが。
鑑定医は、あなた方が取材に来られたとき、そのツールの存在を知り得ましたか。
。。。。。。。。。。。。。。つづく
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「言葉は書かれても、手から手へと移されるとき、その力を失う。」
「言葉は話されても、口から手へ移されるとき、その力を失う。」
「空飛ぶカルテ」07.10.18-1
***********************************
たまにふと、落ちてくるんですよ。空から。変な白い紙きれなんですがね。わたしはすぐ丸めてごみ箱に捨てるんですが。掃除人が走ってきて大事そうに持っていきます。どこに持っていくのか、わたしは聞いたことはありませんがね。
それにしましても、秋の明るい風ですね。ジャーナリストにとって、言葉はあなたたちの大切な道具のようですね。言葉は、このように明るい風のように、どこへでも行けるものでしょうか。
で、あなたがたが資料を入手する際に、鑑定医はなぜ退席する必要があったのでしょうか。あるいは、彼は自ら退席することを申し出たのでしょうか。もしそうなら、何のためにでしょう。
また、あなた方の誰かが、彼に退席することを指示したのですか。それとも消極的に促したのですか。
あるいは、他の用事のようなものが、たまたま発生したのですか。その用事については何かお心当たりはありますか。
わたしはある仮説を持っています。「そこに絶対いてはいけない人」がいたのではないかってね。供述調書と鑑定書をあらかじめ知りえる人物です。その人が、彼を連れ去ったのではないかなって。
そういうことでない。。。とあなたがおっしゃるなら、誰と誰が、その現場に居合わせましたか。
すでにいくつもの状況証拠から、あなたが彼の自宅を訪問したことは分かっています。あなたが、資料の出所を、「命を差し出しても言えない」と言うのは、あまりにも子供じみた黙秘のようですが。。。
鑑定医はその秘密を知っているのですね。彼が、あなたの書籍の中の引用文の、ある部分についてはまったく見たことがないと証言したら、たいへんですね。
もしそうなら、他に誰かが存在していたことになる。それを書き換えることのできる人がね。誰もいなければ、あなたは改ざんを加えてはいないということを、証明しなければなりません。その証明には、誰かが必要になってきます。唯一あなたの潔癖を証明する人物です。
改めてお聞き致します。その方は誰ですか?精神鑑定医ですか。彼は今牢獄の中です。他にはおられませんか?ジャーナリストや社員では駄目ですね。
供述書のコピーや鑑定書の指紋を、もう一度よく調べれば分かることです。
バウムクーヘンなんかはお嫌いですか。紅茶と一緒に。あ。ミルクはいらないんでしたね。どうも、いろいろ詮索しているようで、ご気分を害されたことでしょう。庶民はいろいろ疑うものです。私も庶民の一人ですので。でも、癖が付いてしまってね。あることないこと空を飛ぶように想像してしまうんです。
。。。。。。。。。。。つづく
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夕暮れが来ないうちに、今日のあなたとのお話は、切り上げましょう。
わたしは、あなただけでなく、もう一人、いや二人かな、もっといたかな、今日のあなたとのお話について、相談しなければならない理由があります。
でも、ご安心ください。あなたのことを相談するのではありません。あなたとのお話を、概念として掘り下げるだけです。あなたとの戦争。。。あ。申し訳ございません。これは戦争ではありません。お話をお伺いしているということです。。。私は、他の所へ道筋を決めてもらうために相談しに行くのではありません。道筋というのは、自分で見つけるものですからね。
で、少し元気が出ましたか。
あなたは、このたびの「僕はパパを殺すことに決めた」という書籍の出版理由について6月、毎日新聞の取材に「真実を明らかにしたかった。一人の少年が追い詰められて事件を起こす事実を大人は知らないといけない。(供述調書を) そのまま使うのがいいと判断した」と説明した。
これは、間違いなくあなたの公式な表明とみていいのですね。
供述調書というものが、いかに感情やおかれた状況で、混乱しているか。少年は自分の言うことがどこまでが本当で、どこまでがウソかなんて自分でもわかりようもありません。
そうした供述調書をあなたはすべて真実と断言できますか?
少し落ち着きましょう。
そうそう。この前ですね。こんなことがありました。余談ですが、ある女性が派遣社員として転々として仕事を職場を変えて、はじめは一生懸命やっていましたが、頑張りすぎと、几帳面な性格から、上司とよくもめるんですね。私のところにやってきたときには、ほとんど仕事ができないくらいボロボロになっていました。夜も満足に眠れない、食事もすぐ吐いてしまう。何事にも集中できない。もう危険信号です。
その女性の唯一の男の子は、おっとりしているのですが、その男の子とも、よく喧嘩になる。小さなことでね。台所の皿の置き場所が約束通りでない、ただそれだけで、なぜ、体中に打撲と内出血ができてしまうか。。。分りますますよね。少年審査を手掛けて、いまも少年犯罪に興味をもって仕事をされているわけですから。
わたしはその子に尋ねました。なぜああいうことになったのですか。答えは「分らない」というのです。分らないものをどのようにして、供述として引き出すことができるとあなたはお考えですか。
あ。こういう哲学的な弁証論問答は嫌いですか。そうですね。あなたが3000枚もの資料をわずか30分ないし1時間でデジタルカメラで収めた事件とは、直接は関係ないですからね。
* * *
で、仮に、供述調書が、そのときすり替えられた可能性はないですかね。地検はあなたの出された文章の多数の引用文が、供述書からの引用であると言っていますがわたしはそれを疑う権利があります。
もしその通り間違いなく供述調書からの引用であると、あなたが断言するなら、その入手先をあなた自身が証明しなければならなくなります。
ここには供述調書はありません。しかも、それを知りえる地検以外の唯一の人物は、鑑定医です。かれは地検に逮捕されてしまいました。
また、それを検証することのできる原本のコピーはすでに家宅捜査で押収されています。彼が預かってきた原本のコピーです。
改めて、確認のためです。お聞きします。大切なことを聞き忘れていました。その彼とは、いったい「だれでしたか。」あなたの口からどうぞ。
窓をあけましょうか。そろそろ風も収まったころでしょう。新鮮な空気を入れましょう。なんども言ってるんですがね。空調が壊れているんですよ。この部屋。予算がないの一点張りでね。
。。。。。。。。。。。。。つづく
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拝啓
キンモクセイの花の香りが、通りの裏道に漂い、夜の家路に向かう頃には、こころなしか、人の心が恋しくなる季節になりました。もう秋です。
いかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。夢見る掃除人は、相も変わらず、皆様方マスコミのご健勝とご繁栄を心よりお祈りしつつ、日々診療とブログに、心痛めながら邁進している次第です。
さて、このたびあなたが、「僕はパパを殺すことに決めた」という書籍を、鋭意御苦労なされて?出版のご決意されたこと、こころよりお痛み申し上げます。
あなた草薙敦子氏は、
*****************
「真実を明らかにしたかった。一人の少年が追い詰められて事件を起こす事実を大人は知らないといけない。(供述調書を) そのまま使うのがいいと判断した」と説明。
また、講談社と草薙さんに謝罪を求めた東京法務局の勧告に対し、日本ペンクラブは8月「表現の自由を踏みにじる」と抗議声明を出 している。(抜粋 毎日新聞社07/10/15)
******************
という勇ましいメディア(マスコミ)の公式発表に似合わず、鑑定医を退席させて、3000枚の資料を家裁への提出直前に、ボイスレコーダとデジタルカメラで(あわただしく?)収めた取材のあり方に、違和感を覚えるのは私だけでしょうか。
問題になっております資料の入手先につきましては、「命を差し出しても口を割らない」との、あなたの公式発表をテレビで拝見し方々、お聞き致しました。
しかしながら、すでに鑑定医が逮捕されており、捜査資料原本などにあなたの指紋が多数検出されております。このたびの少年の精神鑑定において、供述調書および少年の面談記録、鑑定書類は、本来、精神鑑定医しか持ちえないものであること、家裁から資料を自宅に持ち帰って作業しなければならない諸事情についましても、元法務省東京少年鑑別所法務教官であるあなたは十分ご存じあると思われます。鑑定医からの入手であることは、逃れられない事実として理解して差し支えないでしょうか。
さて、入手された場所は、取材インタビュー用に指定したホテルでしょうか。あるいはまた、鑑定医宅でございましょうか。もろもろの状況から、鑑定医自宅ではないかと推察させていただいております。お間違いないでしょうか。
書籍は、3000枚にも及ぶ捜査資料を使用して書きあげたとのことですが、相当な枚数です。簡易な重量計で、実際に検証致しましたところ、相当な重量で一人が簡単に自宅外に持ち運べる分量ではないことが判明いたしました。
このたび鑑定医は身分上知りえた事実をみだりに公開してはならないという刑法134条1