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「派遣禁止のどん詰まり」

夢見る掃除人 / 2010.01.02 12:22 / 推薦数 : 4

 

  

「派遣禁止のどん詰まり」

 

 ---  Dead end of a ban on temporary employment   ---

 

 

いま、派遣ギリに合った労働者が、前にも後ろへも行けないどん詰まりに追い込まれています。

  

派遣社員は、派遣会社から派遣されています。季節の仕事、一時的な要員、臨時の雇用、不足人員の補充と補欠。。。など、雇う企業にとっては、生産調整や人員調整でコストを抑えることができます。

もともと、派遣とは、長期の雇用を想定していません。また、働く方も、一時的なものと割り切っていました。景気がよくて生産も上向きの時は、派遣社員の待遇や雇用期間も比較的安定していて、派遣される方も選択ができました。売り手市場だったわけです。生産の質と安全性がそのことによって大きく損なわれることはありませんでした。

  

ある政党が、雇用の安定を図るために、マニフェスト「派遣の禁止」を掲げました。その後、総選挙で第一党になりました。派遣禁止の条項は、幾つかの公約の中の一つでしたが、「派遣禁止」に皆同意したから投票したのではないかもしれません。

  

派遣は企業の生産工程の潤滑油のようなものでした。いま、この不況にあって、調整の潤滑油ではなく、正社員の利益を優先するための足きり、首切りの道具になってしまいました。派遣される方は劣性に立たされて、真っ先に時代の波にほうりこまれることになりました。

こうした事態は、派遣自体が悪いからではなく、経済の浮き沈みによるのです。

  

派遣を禁止することで、路頭に迷う人はさらに行き場をなくしてしまっているのが現状です。

では正社員にすることを義務付けるとどうなるでしょう。企業は正社員を雇う力がありません。派遣を禁止すると、企業も身動きが取れなくなるでしょう。

  

どうしたらいいでしょう。

  

「派遣社員にも正社員の待遇に見合うものを与えるべき」と表現すればよいことなのです。働く者の身になって考えるとじつは簡単なことです。

  

  

マニフェストにはいろいろな方面のことに「ひと言」述べる題目のようなものですが、必ずしも実現できるものでもなく、また、国民の多くが賛成しているとは限りません。文字通りに公約を果たすことが、将来にわたって本当に良いかどうか考えてほしいものです。マニフェストにある派遣禁止は撤回しても良いかもしれません。

  

  

  ***By ゆめみ***

   

   ---   Jan.2,2010   ---

  

 派遣解禁は景気回復の一つのカギになるかもしれません。

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「派遣村の今日」

夢見る掃除人 / 2010.01.02 11:22 / 推薦数 : 3

 

   

「派遣村の今日」

   

―――Running for shelter during the New Year’s―――

 

 

       写真解説:ゆめみ 

        

「は~い。どーぞー。」

「あ。ども。」

「うしろの方も。どんどん。どぞー。」

「へい。」

「いっちゃって。いっちゃって。」

「やー。どもども。たいへんだね~。この寒い中。」

「さむ~い。たいへ~ん。」

「お嬢ちゃん。どこから来たの?」

「ん?シブヤのお家から。」

「そうかい。いいな~。おうちがあって。」

「おうちはみんなあるんでしょ?」

「それが。。。ないんだ。」

「どして?」

「追い出されっちまって。。。」

   

   

年初めの、澁谷の国立オリンピックセンターです。

(写真は産経ニュースから)

 

 

 *---*---*

   

仕事を失い、家を失い、希望も失った?派遣切られた人々へのささやかな贈り物。

  

「こんな豪華な弁当もらうと、男はつれーよ。」

「いいんですよ。どうぞ御遠慮なく。」

「遠慮はしないが、あしたがつらいよ。」

「お仕事早く見つかるといいね。」

「そーんなんだ。毎日ハローワークに行ってるんだ。いいのがなくて。」

「選んじゃだめよ。」

「そーだね~。ねーちゃん。年はいくつだい?」

「ないしょ。」

「だはははは。いい男みつけろよ。」

「いい男って、なかなかいないの。」

「だははははは。いっしょだろー」

「きゃはははは。そーかもー。」

  

  *---*---*

 

 

 

  

場所を変えて。。。

放浪する青年の後姿。。。?

  

「ということで、きみ。どーしたの?」

「ええ。働きながら学校行こうかと思ってるんですけど。」

「働きながらって、働く先はどーしたのかね?」

「ええ。辞めさせられて。。。」

「そーかー。つらいよなー。」

「そーっすよ。」

「で。これから。どーする。」

「これから・・。死のうかと思ってます。」

「やめときな。」

「いや。それしかないっス。」

「まだ若いんだから。早まるなよ。」

「若いうちがいいかなと思ったりして。。。」

「バカ言え。そのうちいいこともあるぞ~」

「おじさん。その白いマスクなんとかなりませんか?」

「バカ言え。ウツサレタラどーする。」

「うつしませんって。」

「いや。ウツルだろ。」

「素直じゃないなー。大人って。」

「どっちが相談に乗ってるんだ。」

「。。。」

   

   

  ***By ゆめみ***

  

   ---   Jan.2,2010   ---

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「あけおめー」

夢見る掃除人 / 2010.01.02 10:01 / 推薦数 : 3

  

  

「あけおめー」

  

What do you wanna do this year?

 

 

いざ。

あけまして。

おめでとさんでござりまする。

略して、あけおめー。でござる。

  

本年も、

明るいこころをブルーに染めて

平和な安らぎの中の イカサマに

こころ清らかに ほがらかに

鋭く切り込む 忍者九の一

  

よろしくお願い申し上げまする。

  

ふふふのふ。

  

  ***By ゆめみ***

  

   ---   Jan.2,2010   ---

  

シラー「明るいこころをブルーにって。。。」

「もともとブルーじゃん。」

シラー「ほがらかにって。。。」

「負け惜しみよ。きっと。」

シラー「ふふふのふって。。。」

「何か企んでるかも。」

シラー「なにお~」

「さー。」

シラー「九の一かよ。」

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「美しい人」

夢見る掃除人 / 2010.01.02 08:09 / 推薦数 : 5

  

  

「美しい人」

  

Graceful Last Words

 

 

 

食道のすぐ下の胃にできた変なもの。

  

「あら何かしら。。。」

  

胸が焼けるということで胃カメラをした。

働くのが好きで、皆勤表彰状をもらったって喜んでいました。

75歳。女性。

  

病理の結果は、噴門部癌だった。

  

大学病院に紹介した。

手術はできませんでした。

抗がん剤を繰り返して1年間。

ときどき元気な笑顔で外来に来ていました。

  

しばらくしてのことだった。

ある日、電話が鳴りました。

  

「いろいろとありがとうございました。」

「あら。元気?」

「はい。退院したらご挨拶にと思っていました。」

「ええ。是非。いらしてください。」

「はい。でも、もうこの入院が最後になると思います。。。」

「?」

「いろいろとお世話になりました。元気づけて頂いて。何もお返しができなくて。。。」

  

胃ガン末期の患者様からの最後のお電話でした。

その後、2週間ほどして亡くなりました。

  

最後まで、「美しい人」でした。

人間は死を迎える時、仏さまになるのでしょうか。

   

  

  ***By ゆめみ***

   

   ---   Jan.2,2010   ---

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