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夢見る掃除人 / 2009.11.10 11:59 / 推薦数 : 2
「見かけのアップ」
ある事業主が、お給料を5%カットしました。
労働者は事業主に詰め寄り、団体交渉しました。
「わかった。わかった。10%アップするよ」と言います。
はたして、労働者は、元の給料を取り戻したでしょうか、損したでしょうか。
?
***
カットされた時のお給料は、
A x (1―0.05)=0.95A
10%アップした時のお給料は?
0.95A x(1+0.1)=1.045A
1.045A―A=0.045A
労働者は4.5%得をし、事業主は4.5%得することになるでしょうか。
?
カットしていた年を合わせると、労働者は-5+4.5=-0.5% 実は損をし、事業主は5-4.5%=+0.5%、実は得したことになります。
***
では、はじめに5%カットして、翌年、5%アップするとどうなるでしょう。
同じではありません。
大変なことになります。
その年に、A x (1―0.05)=0.95A、すなわち5%損をして、
翌年にも0.95A x(1+0.05)=0.9975A、すなわち0.25% 損をします。
合計5.25%も損をすることになります。
上げ下げすると、労働者はまんまとやられることになりますのでご注意ください。
「ダウン・アップ議論」をすると、こうしたマジックにハマります。予算の議論をするときに、官僚がよく使う手です。
上げ下げしても、
労働者が絶対損をしない比率r(臨界値)は?
∑U╱A >10
となるr、すなわち、
r=0.097(9.7%)
です。
注)
「%闘争の方程式」の詳細は、過去のエントリー「労働者勝利の法則」
この方程式は、経営者勝利の法則に置き換えて使用可能ですので、たいへん危険です。使用には十分ご注意くださいませ。
参考↓(%で示されても国民にはさっぱりわからない実例)
後期高齢者医療保険料、平均12%増の見通し 10年度
2009年11月10日0時17分 asahi.com.
長妻昭厚生労働相は9日、75歳以上が対象の後期高齢者医療制度(後期医療)の来年度からの保険料が、全国平均で09年度に比べて約12%上がるとの見通しを明らかにした。参院予算委員会で小池晃氏(共産)への答弁。
厚労省は先月26日、全国平均で約10.4%の負担増との試算を明らかにしていたが、不況などによる所得減の影響で、さらに2.0%上積みされた。保険料率の改定は2年ごとで、来年4月に初めての改定が予定されている。
長妻氏は「概算要求でも盛ったが、負担を少しでも抑制していく措置などをとって、緩和に努めていきたい」と述べた。
***
参考↓(昨年までは)
被扶養後期高齢者の保険料、9割軽減を09年度も継続 与党方針 2008/ 7/15 NIKKEI NET
与党は15日、高齢者医療制度に関するプロジェクトチーム(鈴木俊一座長)を開き、会社員の子供に扶養される75歳以上の後期高齢者について、保険料負担の9割軽減を2009年度も続ける方針を確認した。現役並みの所得がない70―74歳の医療費の窓口負担(現行1割)を、来年度から2割に引き上げる措置を凍結することでも一致した。
17日に正式決定し、政府に申し入れる。軽減措置の実施期間や必要額は年末までに詰める。
会社員の子供に扶養される後期高齢者(約200万人)はこれまで、自分で保険料を払っていなかった。10月からは新たに保険料を負担するが、来年3月末までは9割、来年4月から1年間は5割軽減することになっている。後期高齢者医療制度(長寿医療制度)が強い批判を浴びているため、9割軽減を続けることにした。
***以上。
***By ゆめみ***
--- Nov.10,2009 ---
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