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「見習わなくっちゃ」
今日は「お掃除おばあさん」のお話。です。
「おばさん」ではなく、「おばあさん」です。
では。どぞーーー。
***
区役所職員が洪水のように出勤してくる朝の8時半までに、机まわりやエントランスやエレベータの中などをきれいに掃除するそうです。おばあさんの出勤時間は早朝6時。(早いですぅ。早くないと体が細いので出勤の波に押し流されてしまいます。)
職員が仕事を始める頃には、トイレや役所の外周りのお掃除です。
職員の多くは、朝の出勤時はそのおばあさんの姿を見ることはほとんどないそうです。
お掃除おばあさんは、人の見えない所で仕事をするようです。
***
「仕事場の床はそんなに汚れない」
「机の下の奥にはホコリは溜まらない」
「観葉植物の後ろは一年たってもゴミはそれほどタマラナイ」
「人は土足で廊下を歩いてもジュウタンは意外と汚れない。」
「トイレは綺麗に使えばいつも清潔」
「窓の外側は雨が洗い流してくれる。」
「エレベーターの壁はみんなの服でこすれるからいつもきれい。」
「共用台所はみんなが少しずつ綺麗にしているからいつもきれい。」
「机の上は忙しいほどホコリはタマラナイ。風でどこかに飛ばされる。」
なんて。錯覚してしまうほど。
いつも職場がきれいきれいなのは
お掃除おばあさんの「おかげ」だそうです。
そんなおばあさんがある日、倒れました。
うちのクリニックに連れられてきました。
おばあさんは、「病気(肺炎)」でした。
点滴をしました。
お薬も飲みました。
お休みも取りました。
病気はかなり良くなりました。
まだ、完全には治っていません。
元気にはなってきましたが。。。
お掃除おばあさんが言いました。
「いつになったら働いてもいいでしょうか。」
わたしは、すっかり忘れていました。
お掃除おばあさんには、お掃除というお仕事があることを。。。
まだ少し心配。。。ゆっくり休みを取れるといいのにね。
でも、休んでいる間どうしていたのでしょう。。。
誰が?
区役所が。
そーなんです。
大変なことになっていたのでした。
そこで、「おばあさん」の代わりに新しい「おばさん」が雇われたそうです。
さあ。もうひとつ大変なことが起きました。
誰に。
うふふふ。おばあさんではなく、
新しい「おばさん」に。
せっかく見つけた「お掃除おばさん」の仕事。
元のお掃除おばあさんに取られてしまって、することがないそうです。
おばあさんにおばさんはついていけないそうです。
仕事が「早くて」。「マメで」。「きれいで」。「よく気が付いて」。
昔のひとは働くのが本当に好きなんですね。
わたしも見習わなくっちゃん。。。
仕事を終えるのが「早くて」、化粧が「マメで」。もちろんしなくても「きれいで」。「よく気が付いて」。。。
***By ゆめみ***
--- Aug.2,2009 ---
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