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夢見る掃除人 / 2009.07.04 11:58 / 推薦数 : 2
「援助がつくり出す悲劇」
今日のお昼のお題は。。。
「援助」
です。
では。どぞーーーー
***
ある島のお話です。
島には大きな橋が架かっていました。
むかし、たいそう予算をつけて作ったそうです。
地方自治体は、長期の大借金をして。
国からも援助をもらって。
やっとの思いで作りました。
でも、橋の通行料が高いのです。
橋を利用する車がもう一つ。
平日は閑古鳥。
***
昔から、何隻もの船が、人や車、物資を運んでいます。
橋を渡るより安いのが船の魅力でした。
***
橋は人気がありません。
橋を運営する天下りの人々は考えました。
「橋の通行料が高いからいけないんだ!船より安くしろ!」
***
安くしました。橋の通行料。船より格段安く。
橋を渡るトラックとバス路線がすこし増えました。
***
困りました。船の船長さん。
客が橋にとられた船長さんは考えました。
橋より安い料金を打ち出しました。
少しだけ船に車と人が戻って来ました。
***
天下りどもが言いました。
「橋の通行料をもっと下げろ!」
***
ふたたび、船が困りました。
経営が苦しくなりました。
でも、頑張りました。
しかたなく、船員をたくさんリストラしました。
***
やけくその橋の天下りどもが、お国に頼み込みました。
「この不況ですからね。ぱーっと、たくさん観光客を島に呼びたいんですよ。」
「ほー。」
「で。問題は橋の料金なんです。」
「ほー。」
「高いんです。今の通行料。」
「で?」
「あはははは。分かるじゃないですか。」
「何を?」
「何をって。君ね。さっきから、ほーほー、ほーほー。ウグイスじゃあるまいし。」
「あ・・。はい。」
「予算を付けるようにプランを作成してもらいたい。」
「はぁ。。。」
「そうだな。指七本だな。」
「。。。」
「どーした。」
「あ。はい。」
「船の料金の半額が目標だ。」
「船の半額?」
「そーだ。ここに船の乗船車数と料金の表がある。橋のこれまでの料金と通行料と車の台数の票がある。」
「あ。はい。」
「船の半額に料金設定した時の予想通行料と売上高を計算しろ。」
「でも、半額はちょっとやり過ぎ。。。かも。。。」
「だまってやれ。」
「あ。はい。」
***
かくして、国から降りて参りました。
何が。。。天下りのタコどもが?
いいえ。予算が。
橋通行料の助成金です。
へー。
***
どっと押し寄せて来たのは、橋の両側の人々だけではありませんでした。
遠くからも人々が車の隊列を組んで島になだれ込みました。
大にぎわいです。土曜日。祝日。日曜日。
お土産屋さんも大喜びです。
食べ物屋さんも大喜びです。
温泉もテーマパークも大忙しです。
めでたし。めでたしの記念撮影の写真のうしろで、
ほとんどの船が….沈みかけようとしてます。
***
大丈夫でしょうか。
橋も。。。島も。。。
これからもずっと、橋通行料の助成金が湯水にように降りてくるとは限りません。
税金の無駄使いと乱用がこのまま続くことはないのです。
そして、その時、船は。。。いったい何隻生き残っていることでしょう。
このような、税金による「市場競争への介入」が、東京湾を縦断する橋でも行われようとしています。今度は、沈むのは船だけではありません。。。いろいろなものが沈みます。
税金の投入という安易な経済対策が作り出す経済の不均衡が、実は、いろいろな不幸を作りだしているかもしれません。
***By ゆめみ***
--- July 4,2009 ---
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昔から行われていたアメリカ資本主義の古典手法で、それを排除するために公取などがあるのですが、国が自ら税金投じてやってたら様はないですね。
2年後にはフェリーは壊滅状態。橋の通行料金も大幅に上がるも、代替手段無ければトラック業界も泣く泣く使用。
それをさせないためにはフェリーや鉄道にも税金突っ込めば良いのですが、元がETC業界利権のためなので、全然なってないのが実情ですね。
船と橋の料金競争の間に介入して、一方的に橋に有利になるように、橋通行料金のダンピングのために税金が使われているようです。これでは、公平な競争が阻害されることでしょうね。
地域経済の活性という名目で、地場産業が傾くようでは何のための税金投入か分からなくなりますね。特定の天下り業界(ETC)の利権が絡んでいると、ますますわけが分からなくなりますね。
***ゆめみ
派遣への依存が高くなると、病院やクリニックの質が低下するのは避けられないようです。
派遣員には大切なことは任せられません。また、派遣人もやりたがりませんし、実際やれません。
時間を切り売りする仕事は、資格を切り売りすることとよく似ています。腰を据えた仕事ができません。ここはこうしたほうが。。。とか、そこは採算が合わないけれど、がんばろうという責任感が希薄になりがちです。全体を見渡す目も欠如してしまいます。
***ゆめみ
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