夢見る掃除人 / 2009.07.03 22:13 / 推薦数 : 2
つづき。。。
さて、r値をいろいろ変えた「Up-Down」方式のシミュレーションが、下図です。
r値が低くなるほど勝ちの年数が伸びていきます。
10年間の賃金総和∑Uが最大になるのは、r値が0.1前後にあるようです。
このrの値を正確に割り出す方法はないでしょうか?
すなわち、∑Uが、
∑U>10A
( ただし、Aは元の賃金ベース)
となるrの値を求めることになります。
∑Uを計算する計算式は、
です。
労働者が絶対損をしないr(臨界値)は、
∑U/A >10
となるrです。
このような不連続な数式の条件式は、エクセル表計算でrを連続的に変えていくことで出てきます。
絶対損をしない臨界値rは、
臨界値 r=0.194(19.4%)
です。このとき∑U=10000万円です。
rがこれ以上の時10年間の賃金総和はマイナス、これ以下の時はプラスになります。
そして、rが臨界値以下で、∑Uが最大になる最適値rは、
最適値 r=0.097 (9.7%)
です。ちょうど、臨界値の1/2です。このとき、最大∑U=10243万円です。
ながながとお付き合いいただきありがとうございました。
シリーズ「%賃金闘争」の結語です。
******************
さりげなく、つつましやかに、9.7%~10%の提案を。
経営者にその意図がばれることなく。。労働者は完全勝利できます。
******************
***By ゆめみ***
--- July 3,2009 ---
(あとがき)
今の年俸を守り、かつ最大限の譲歩を獲得するには、3年ごとの波状攻撃と、10%アップを繰り返すと、とっても効果的です。
なお、文中のA=1000万円は、数値を見やすくするための便宜的なものですので、誤解されることのないよう、くれぐれもご注意ください。
昨今の巷の実情は、かなり悲惨なことになっています。特に、パート女医、出稼ぎ医、前期・後期研修医、役なし無休無給医師、助手以下医師、沈没スレスレ開業医、まじめな医師、等の実情をご配慮、ご理解頂きますよう、くれぐれもお願い申し上げます。
***
最後に、このたび考察しましたUp-Down modelは、労働賃金闘争よりもむしろ、診療報酬の%上げ下げによく当てはまるかもしれません。
診療報酬を2-3%上げ下げししても、医療費抑制はおろか、政策的な意味は全くなかった。。。という涙ぐましい「診療報酬改定結果検証部会の結論」は、このたびのUp-Down modelの結論とよく似ているかもしれません。
診療報酬は3年ごとに思い切って上げなければ、何の効果も、意味もないのです。
全国保険医団体連合会は2010年の診療報酬改定に10%のアップを提案しています。
遅すぎる提案のようですが、最適r値を狙ったものと言うべきでしょうね。
***以上。
(本シリーズアーカイブ)
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夢見る掃除人 / 2009.07.03 21:05 / 推薦数 : 2
「労働者勝利の法則(その1)」
賃金アップから始める「Up-Down」方式を、「Down-Up」方式と比較してみましょう。比率r=0.5(50%)とすると、下の図のようになります。
10年間の年俸の合計∑Uは、「Down-Up」方式で∑U=3813万円であるのに対して、「Up-Down」方式では、∑U=6864万円となり、はじめがUPとDownの違いだけで、3051万円も違いが出ることが分かります。
とくに、初めの3年間だけをみると、Up-Down方式では∑U=3375円、4年間で、∑U=3937万円ですので、3年間は労働者に確実に有利です。4年目以降は負けに転じますので、3年毎に見直しを迫って、アップを勝ち取ればよいかもしれません。
また、2-3年毎に転職してステータスをアップするのもいいかもしれませんが、見直しはストレスフルで、転職は実質的にロスですね。
夢を追って転職はいいかもしれません。夢にロスはつきもの。
***
さて、r=0.5の比率で比較して、Up-Down方式は有利な年が得られることが分かりましたが、もっと現実的なr値ではどのようになるでしょう。
もっと堅実な勝利の法則が見えてきます。
。。。つづく↓
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夢見る掃除人 / 2009.07.03 14:07 / 推薦数 : 2
「賃金アップ大作戦」
前回のつづき。。。
前回のダウン→アップの繰り返しパターンの%賃金闘争をグラフで見てみましょう。
どんなr値でも、ことごとく労働者側の敗北であることは明白です。絶望です。
でも、物事には必ず「弱み」というものがあるはずです。
そーなのです。賃金闘争は、給与がダウンから始まるとは限りません。
初めに、ア~ーーっぷっ➶
というのが賃金闘争の人情です。
前回は、この基本と人情をすっかり忘れ、賃金カットから始めてしまいました。
おつむ ペンペン
というところでしょうか。すなわち、アップダウンの順序が「ダウン→アップ→ダウン→。。。」ではなく、その逆の「アップ→ダウン→アップ→。。。」とするとどうなるでしょう。
r値と10年間の賃金総和を同じ手法でシミュレーションしてみました。
結果は、以下のうちどれが正しいでしょう。
1. どちらの順序も、結局、アップが計5回、ダウンが計5回だから、同じ結果で、何も変わらない。
2. %が大きいほど得。
3. %を小さくすると得。
答え:1,2,3いずれも間違いです。
労働者が勝利する道が開けるのでした。
次回は、「賃金交渉に負けるな・%の数学的戦略・労働者勝利の法則」です。
どうぞ。お楽しみにね ♡
つづく。。。
***By ゆめみ***
--- July 3,2009 ---
(注意)
経営陣および経営寄りのお立場の方々は、次回のエントリー「労働者勝利の法則」↓へのアクセスをご遠慮されることをお勧め致します。
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