夢見る掃除人
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「天の邪鬼」

夢見る掃除人 / 2008.10.19 23:23 / 推薦数 : 2

  

        「天の邪鬼」

  

  

  

  

  

「日記みたいなくだらないこと書いてないじゃろな?」

って、巫女様の渡し船で、神様とお話したとき、ソー言ってました、神様が。

「書いてないもん」なんて、わたし言ったけど。。。日記みたいなものかしら。

  

逃げたイケメンの話書いちゃだめって神さまが言っていましたが、それも書いてしまって、わたしは、きっと「天の邪鬼」。

  

***

 

天の邪鬼。

 

みんなの言うことをきかずに、

その、ま逆だったり、いたずらしたり。

  

きっとバチがあたるはず。ということで、とうとう、奈良の鳳凰院の観音様の下に踏みしだかれていました。いまも。ずーっと何百年も踏みしだかれて悲鳴を上げています。

  

「ざま見ろ~」みたいに、見物人がその前を通り過ぎていきます。これも「因果応報だ。その格好でずーっと、反省しろ。」みたいに、誰も、天の邪鬼を拝んだりしません。

 

観音様のお顔を眺めて、「あ~。ありがたい。ありがたい」って、拝む人はたくさんいますが、足もとに踏みしだかれた天の邪鬼を拝んだり、さすったり、物をあげる人は一人もいません。ぜったい。

 

 わたし見てました。20分間。ずーと。どうするんかな~。誰も結局、そういうことなんかな~。かな~。しょうがないね。悪いことばっかりしていたから。皆に嫌われることばっかりしてきたから。しょうがないね。しょうがないね。。。

  

 わたしは、もういいんじゃない?観音様って、見上げたの。微笑んでいました。やさしく微笑んでいました。微笑みながら、天の邪鬼を踏みしだいていました。

   

 ***

  

  

「どんな悪いことをしたのですか?観音様。」

「。。。」

答えてはくれませんでした。

  

「ミセシメをいつまで続けるのですか?」

「。。。」

答えてはくれませんでした。

  

「どんなものを盗んだのですか?」

「。。。」

答えてはくれませんでした。

  

わたしは、天の邪鬼がかわいそうになって、天の邪鬼にいいました。

「そう。つらいね。わたしが撫でてあげる。」

天の邪鬼がほんのすこし、涙を流したようにみえました。そして、わたしも涙が出てきました。

  

いちど、奈良にいったら、鳳凰院へ。

わたしの撫でてあげた天の邪鬼。ぜひ、見てきてね。かならずいるから。逃げないから。

  

********By  ゆめみ

  

  

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「勇気を出せ」

夢見る掃除人 / 2008.10.19 20:54 / 推薦数 : 2

   

  

  

      「勇気を出せ」

  

  

    

***************

  

なんですか。まだ言いたりないの?

なんて、言わないで。聞いて。

わたしが勇気を出して、買ったもの。

  

****************

  

 

「まいど~。次の方どうぞ~。」

(あ~。恥ずかしい。)

  

「どうぞ~。」

(あ~。恥ずかしい。)

  

「あ~っと。これはいくらだったかな~。ちょっと見てくれる?アルバイトさん。」

(きゃあ~。恥ずかしい。あうあうああ~見ちゃダメ!)

    

***

  

そんなに、大きな声で。後ろに人も待ってるのに。

ばればれじゃん。わたしの買い物。

早くして!後ろにばれちゃうじゃ~ん。

人権というものがあるの知らないの?

「秘密隠匿の自由」

***

 

ということで、やっと買ってきました。

  

  

      ♡ワンカップ♡

 

  

   

あ~。恥ずかしかった。

だって、ジョイがワンカップなんて、

かっこ悪くて。

みんな見てるし。

  

「この前、コンビニにいましたよね。見てましたよ。」

「あら。何を?」

「買い物してたでしょ。」

「。。。」

「あ。そーそー。自転車でしたよ。その時。」

「。。。あ。そ。」

  

血圧測ってる時は、黙ってください。なんて、言えないし。

  

  

    そんなにおかしいですか?

  

  

わたしがワンカップ。勇気を出して買ってみたのが。

いいでしょ?

   

   

でしょ?

  

   

       ****By   ゆめみ

(監視員)

   なにしてるのかな。不思議な子だね~。

   

 

  

  

 

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「うそつけ」

夢見る掃除人 / 2008.10.19 20:00 / 推薦数 : 2

  

   

  

       「うそつけ」

   

  

  

******************

今日のうららかな日曜を振り返って。。。

******************

  

通りに人がいなくなった。。。

飲みに行かなくなったんだって。

のんだくれも。

調子のいいやつも。

。。。アメリカ崩壊。日本の危機。

  

  

そうだよね。

不良債権でつぶれかかった腐った銀行。

頭だけ取り換えることにして、

大量注入したし。

  

なにを?

わたしたちの涙の結晶。税金。

  

*******

  

うららかな芸術の秋。

あまの邪鬼がうるさく騒いでいます。

何を騒いでいるのかしら。

では、そのお騒ぎをちょっとだけ。どぞ。

 

****

  

「銀行だけは生き残ってほしいということだったんです。」

ということは、はじめから「。。。だけは」ということが分かっていた。。。

  

この「ウソツキ」

  

 

「そうして、中小の皆さんにもお金が回る。ということで。ええ。ま。そーゆーことなんです。」

  

この「ウソツキ」

   

  

  

「お金って何ですか。信用しているからです。これがなくなるとダメですね。」

信用がなくなるとだめ。。。信用がないのはだれですか。

  

この「ウソツキ」

     

  

 

「たとえばですねぇ。羽田を24時間営業にするとか。目玉の景気対策はあるんです。24時間にして、海外からも国内からも行き来が自由になる。日本だけですよ。こんなんなのは。」

  

この「ウソツキ」

   

  

 

「日本はですねぇ。優秀だけど営業能力がない。だから政治家が海外から仕事取ってくる。政治家はいないんです。また、海外企業が日本に来て、日本で発注するということでなければ。だめなんです。」

  

???

  

それを以前から言っていて、あなたもなぜしないの?

  

この「ウソつき」

  

  

 

  

「中年症候群というのはご存知ですね。新しいことをやると不安になるんです。抵抗するんです。何もしないからさらに不安になるんです。」

珍しいことを言っておきながら、何もできないあなたが中年症候群です。

  

この「ウソツキ」

  

  

****************

  

さて、この「ウソツキ」さん。だ~れ?

 

  

****By   ゆめみ

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「時代の人へ捧ぐ」

夢見る掃除人 / 2008.10.19 17:19 / 推薦数 : 2

 

  

    「時代の人へ捧ぐ」

  

喜びとともに

悲しみとともに

わたしたちの時代は過ぎてゆく

  

苦しみとともに

楽しさとともに

わたしたちの時代は過ぎてゆく

  

空を眺めれば そこには風

海を眺めれば そこには光

  

わたしたちはいったいどこへ行くのでしょう。

わたしたちはいったいどこへ行こうとしているのでしょう。

 

おしえて。わたしたちの願いを。

おしえて。何がいけないのか。

おしえて。何がそうさせるのか。

おしえて。どこに行けばいいのでしょう。

  

悔しさとともに

涙とともに

わたしたちの時代は過ぎてゆく

  

死ととともに

生きながら

わたしたちの時代は過ぎてゆく

  

  

      ****By   ゆめみ

 

(本日、息を引き取った「時代の人へ」捧ぐ)

 

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「オレにきいてどーすん」

夢見る掃除人 / 2008.10.19 11:37 / 推薦数 : 2

  

  

    「オレにきいてどーすん」

   

  

 

*****************  

 今日のお題の副題は?

「ころばないで。お願いだから」

です。では、どぞーーーー

*****************

   

 

「さ。どうぞ~。ゆっくりでいいわよ。。。そ。そ~。」

「おいしょっと。あ。痛。」

「時間はたっぷりありますから。ゆっくり。はじめに横を向くと楽ですよ。」

「う~ん。。。っと。あ。痛。」

「じゃ。そのまま横で。はい。わたしの肩に手を掛けて。そ。」

「こ。こうですか?」

「そ。」

 

***

 

(なにしてるんですか!)

  

***

 

78歳。女性。(わたしじゃなくて。わたしはまだ、だいぶ先)

小柄でやせていて、糖尿病です。

毎日ふらふらして歩いています。

すぐ転びます。

昨年は、大腿骨頚部骨折。人工骨頭置換術を両足手術しました。

術後、筋力が落ちて、半分寝て、半分起きて、半分転んでいます。

「わたし。ボケてるんでしょう?せんせい。」

「最近はボケという言葉は使わないんですよ。。。(どこかのブログじゃあるまいし)」

「にんちしょ~って言うらしいですね。おほほほ。」

「大丈夫。なってないから。」

***

  

「ころぶなよ~」

「ころぶなよ~」

って、後ろで繰り返しているのは、そこのいとこの54歳。

  

「なんどもひっくり返ってるからなあ。このまえも台所で。目が悪いから。」

「網膜症に白内障もかさなってるみたいですので。」

  

「あ。杖。杖。杖取って。」と、患者さまはいとこに、指さして。

  

「ころぶなよ~」って、杖を差し出しながら、いとこ。

「ころぶなよ~」って、また、いとこ。わたしの背後で。

  

「では、いきましょうか。お近くですから。途中で、だめなら車いすも用意していますから。」

「せんせ。階段気を付けて。急ですから。」って、いとこ。

「わたしが下で誘導します。」

「すいませんね。」って、いとこ。

  

細い体。細い手。細い足。細い声。

いつ階段からおちてもおかしくない。

目も見えにくいから。

ちょっとバランスを崩すともうだめです。

細い体。細い手。細い足。細い声。。。

  

「だいじょ~ぶですか~」って、いとこ。

「ころぶなよ~」って、また、いとこ。階段の上から。

 

***

  

そのいとこが、この前来ました。片足けんけんして。クリニックに。

 

階段の下のところで足を滑らしたみたい。

右足関節捻挫。右肘打撲・擦過傷。レントゲン異常なし。

  

***

 

かように、ご老人は筋力が衰えて、しかも骨粗鬆症です。

足をするように歩きます。

視力も頼りになりません。くすんだ曇りガラスの世界です。

ちいさな間仕切りでもつまずきます。

いったんよろけたらもう駄目です。

手で何を支えましょう。

頭から血間違いなしです。

  

***

  

「入院して、このようなご老人が転倒するのは時間の問題。」

「ま。そだね。」

24時間どのようにいたしましょう。お答えください。裁判長 殿。」

「オレにきいてどーすん?」

  

     *****By  ゆめみ

 

 

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