夢見る掃除人
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2008/11 >>
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

新着コメント

< 「医師釈放11月5日か」 file A-... | メイン | 「医師保釈のその後」 file A-24... >
**************************
 妖怪魔餓神 八脚攻め落とし その七:
 
「ジャーナリストに秘密漏示罪は適用されない。では、辞職した公務員には。。。」
                                                               by「空飛ぶカルテ」
**************************
拝啓
 秋も深まりスズムシの音も心なしか寂しげな今日この頃、貴庁に於かれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
  
このたびフリージャーナリスト草薙厚子氏著「僕はパパを殺すことに決めた」(講談社)の暴露本を巡る供述調書その他の秘密漏示罪の容疑で、本年1014日、貴庁が精神鑑定医を逮捕拘留致しましたことは、全国の医師及び医療関係者が憂慮する事態として、その後の経過に多大な関心を寄せていることは、先般よりご承知のことと存じ上げます。
本来、外部に公開されるべき性格ではない供述調書及び鑑定書、少年のメモなどが、そのまま引用・転用する形で暴露本として出版・出荷・販売された事実は、少年犯罪事件を扱うメディアの姿勢と良識を問う上で、大変重大なひとつの「メディア事件」とも言えるでしょう。
精神鑑定医は、「広汎性発達障害」に関する学問的な著作・講演活動の経歴を評価されて、奈良家庭裁判所から「奈良少年放火殺人事件」の精神鑑定医に指名されたことは、すでに周知されるところです。医師は、取り調べの中で、「ああいう形で出されるとは思いも寄らなかった」と、供述しているとお聞き致しました。
そこで、精神鑑定医の今後の処遇および捜査につきまして、空飛ぶ探偵事務所より貴庁に対して、以下公開質問させていただきます。
     *        *         *
まず第一の疑問として、フリージャーナリスト草薙厚子氏が、なぜ、どのようにして、鑑定医に接近し得たかという疑問です。
お取り調べの中でも、鑑定医はみずから草薙厚子氏に接近したと供述してはいないと推察しております。放火殺人事件は、少年の「故意の殺意」によるものではなく、発達障害の一側面としての自閉的攻撃性からくる「ある突発的な事故」であったと考えていたようです。このことの主張のために、敢えて鑑定医の方から積極的に、草薙氏に取材を依頼して、世に知らしめるという間接的迂遠な方法を謀計したとは、彼の与えられた精神鑑定医としての立場上、常識的に考えられません。なぜなら、彼は他の公の場で、少年事件と発達障害の関連性とその問題点を、専門的立場から冷静に、世に問いかける多くの機会を持っているからです。
そこで、フリージャーナリスト草薙氏の方がむしろ積極的に鑑定医に接近したと見るべき、了解可能ないくつかの理由を想定することができます。すなわち、講談社声明や草薙氏ブログに既に公開されているように、「少年犯罪の非公開審理の原則を逸脱してまでも」、メディアが本来入手し得るはずのない資料を暴露することで、出版物の注目を世間から集めるとともに、こうした暴露本を「表現の自由」の名の下に、恒常的に世に放出する布石を置くのがねらいではなかったでしょうか。草薙氏は鑑定医に会うはるか以前に、すでに法務省東京少年鑑別所法務教官の職を辞めており、たとえ内部事情を知っていたとしても、鑑定医へのアクセスは本来できないはずであり、またしてはならない立場です。
しかしながら、巧妙に彼に接近する機会を得て(与えられて?)、鑑定医から意見を聞くだけでなく、鑑定医の関心を取り付けて、本来の計画である「内部資料入手」の機会を得た事実から見て、もとより、鑑定医の個人的な連絡先などの機密を知り得る、密通者が法務局内部にいたのではないかと推考されるわけです。彼女はそのルートを通して「内部資料入手」を画策したのではないでしょうか。
  
 また、第二の疑問は、なぜ、暴露本を発刊した著者草薙氏については、この度の一連の内部資料の流出と暴露の責任を免れると判断されたかです。
草薙氏と複数の講談社社員は、自宅ないしホテルで何度か会っているたとのことですが、内部資料の流出は鑑定医みずからが積極的に流出を試みたという形跡はあるのでしょうか。鑑定医がどのような状況で、彼らとホテルであっていたのでしょう。そのとき鑑定医は3000枚にも及ぶの供述調書などの内部資料をみづから持ち込んだとは物理的にも到底考えられません。その一部を鑑定医が事実関係の確認のためだけに持ち歩いた可能性は十分ありえるでしょう。鑑定医を呼び出したのは一体誰でしょうか。そのホテルの支払いは誰であったしょうか。ルームキーは誰の名義になっていたのでしょう。そして、いつ、どこでそれが、部屋に侵入するために回されたのでしょう。その口実と手口は?。。。
釈然としない不可解な状況が想定されるわけです。
 さて、草薙氏が講談社社員とともに、鑑定医から入手した内部資料が公開されても、彼女はすでに公務員ではありません。公務員に適応される秘密漏示罪は無力です。。。。はたしてそうでしょうか。
公務員は、たとえ公務を退いても、その元の身分を利用して得られる内部資料に関して、守秘義務を守らねばならないのではないでしょうか。
 地方公務員法 第34条 

  第1項 「職員は、職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後も、また、同様とする。」と定められている。違反者は1年以下の懲役又は3万円以下の罰金に処せられる。

 

第三の疑問として、この一連の内部資料流出における講談社の関与とその責任について、貴庁が立件しない方針とお聞きいたしましたが、果たしてそれで国民は納得できるでしょうか。
一般に、フリージャーナリストが自らの足で取材し、自分の言葉で書いても、簡単には出版のゴーサインがでないのが通例です。著作原稿なるものは、出版社から何度も書き直しや訂正が要求され、相当の日数を費やしても、出版にこぎつけるのは容易なことではありません。原稿内容の緻密性や信憑性だけでなく、内容の題材の注目度、流行性によって出版の判断が左右されるでしょう。このたびのように、内部資料の引用文を多用する暴露本が、いとも簡単に短日お間に、時期を狙って出版されるのは通常ではないものと当方では認識しております。ちなみに、フリージャーナリストという一個人に、出版社社員数人が取材に協力することなどあり得るでしょうか。このたび流出した内部資料は、書籍の口上書きにあるような「草薙氏が独自に入手した供述調書」と果たして言えるか大変疑問視されるところです。内部資料の流出は、フリージャーナリスト草薙氏個人の行為というよりは、予め出版することを前提として、当初から講談社によって計画されていたのではないか、すなわち、鑑定医への接近と内部資料の入手手順と分担を、予め計画策略していた首謀者(プロジェクトリーダー)が講談社内部に存在していたと強く推察されますがいかがでしょうか。
さて、そのようなプロジェクトの存在の有無は別にして、快く取材に応じた鑑定医の立場から見ると、「誠意と良心」を裏切られたと鑑定医が主張する理由があります。出版公開される前に、鑑定医はその原稿を確認・承諾する機会を当然与えられてしかるべきです。それがなかったという事実から鑑みて、この度の暴露本は明らかに鑑定医をあざむく「詐欺行為」「名誉棄損」であり、デジタルカメラとボイスレコーダーを隠し持った講談社社員とそれを承知して接近し得た草薙氏、スパイツールを用意し供与した講談社プロジェクトリーダーは、まさしく共同的・策略的な「公文書窃盗およびその共同正犯・教唆」に当たるものと勘案されますが如何でしょうか。
かくして、「押収された諸資料」の中に、時間的にも物理的にも検出されるはずのない「ある箇所」に。。。「隠れたリーダー」の指紋が検出されてはおりませんでしょうか。また、ボイスレコーダーには鑑定医の音声ではなく、講談社社員が鑑定書を読み上げる箇所はないでしょうか。あるなら、何故読み上げる必要があったのでしょうか。。。科学捜査上の手順につきましては、当方が僭越にもご催促申し上げる立場では全くございません。
拘留中の鑑定医は、日頃、人間の精神を分析し研究しております。その方面に詳しいはずではありますが、今なお、何故「ああいう形で公表されたか」について、思い及ぶことはまだないのかもしれません。
いかなる詐欺も、それまでの和気あいあいとした人間関係や、自分に信頼を寄せる者たちの「本当の企み」や、思い起こせば確かに「不可解な言葉の端々」「行動のちょっとした意外なそぶり」について思い及ぶことはなかなかできません。「気づかない」のです。しばらく時間が経って、はじめて本人自身が「ああそうだったのか」と悟るのが、よくある「詐欺の被害者」なのです。何故騙されたかという問いに、一番不思議がるのは本人です。
「いや、そんなはずはない。。。あの人に限って。。。」
以上述べさせていただきました通り、鑑定医を逮捕されました貴庁に於かれましては、上述の諸疑問への解答をご用意頂かねばならない社会的要請の前にお立ちになられているものと当方では認識しております。明快なる捜査結果公表と、精神鑑定医の丁重なるご処遇ご決断、心よりお待ち申し上げる次第です。
  
 なお、今後の捜査につきましては、上述の疑念を解決する方向で新たに鋭意展開されますよう期待し応援申し上げております。
                                                                          敬具
                                                平成19114
                                                by「空飛ぶカルテ」
追伸)
奈良の御大仏様はお元気であられますでしょうか。
 くちもとの 笑みも
 怒りとまがうべき
 心なしか なきこころかな  秋の空
と承りし候。
当探偵事務所には、心なしかなきこころある掃除人、心ならずもつつましく控え候。ご用命賜りし折りは、可能な時間帯、適切なご予算にて一斉清掃御奉仕ご検討させて頂く所存にて候。
なお、捜査上の機密を遵守すべく、取調室、拘置所、職員休憩室等に、ボイスレコーダー及びそれに類する録音機、盗聴発信器などの卑劣なスパイツールを一切用いていないこと、さらには内部情報を漏洩する密通者の介在などは一切ないことを、今一度ここに改めて、念のため申し添えさせていただきます。
      以上

固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)

トラックバック

この記事のトラックバック URL

http://blog.m3.com/flyingmedicords/20071104/1/trackback

コメント

コメント一覧

追記)
 奈良地検は2日、少年審判で長男の精神鑑定医を務めた崎浜盛三容疑者(49)=京都市左京区=を刑法の秘密漏示の罪で奈良地裁に起訴した。著者でフリージャーナリストの草薙厚子氏(43)は嫌疑不十分で不起訴処分とし、捜査を終えた。(朝日.com)

 

   *     *        *

 奈良医師宅放火殺人事件をめぐる供述調書問題で、秘密漏示の罪で起訴された崎浜盛三医師は300万円の保釈保証金で保釈を認められ、2日午後6時半ごろ、奈良市の奈良少年刑務所から、弁護人に導かれるように姿を現した。「長男のことを思ってやったことだが、結果的にこんなことになって残念。複雑な気持ち」と報道陣に心境を語った。 (朝日.com)


   *      *        *
あら。。。ま。ごめんなさい。ちょっと予想より早かったのね。

 さて、医師は起訴され、保釈金300万円。。。?草薙氏と講談社は無罪放免。奈良地検の捜査終了。。。?

 だまされたことに気づくのは、一般に数け月後が多いようです。。。

 起訴後の判決は、9万円の略式命令?という線が濃厚ですね。公判を回避する計算なのかもしれないね。
 略式命令が出たら、14日以内に名誉棄損と詐欺罪で公判請求できますね。請求しなければ、鑑定医は永遠に前科を背負います。無罪を勝ち取る道が残されています。

 さて、講談社は、もちろん「僕はパパを。。。」の書籍を、明日から再販・増版するのでしょうか。正しいということしたら。。。鑑定医と一緒に、

     「楽しみにしております。」

written by 夢見る掃除人 / 2007.11.04 17:57
草薙厚子氏より公式コメントがありました。

 「鑑定医の方はもとより、ご迷惑をおかけした方々には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、公権力の介入は許せません。」

 あっぱれ、彼女の「勝利宣言」です。。。
   



            ???


検察審議会へ、「不起訴不当」の申し立ての道や如何に。。。

また、名誉棄損で告訴した遺族(父親)の動向や如何に。。。

* * * * * *

 地検は、草薙氏と親交のあった京大教授(49)の自宅なども関係先で捜索したが、崎浜医師のメールアドレスを草薙氏に伝えただけで事件に一切関与していないとして、立件対象にしなかった。
?
 草薙氏は、京大教授が鑑定医のメールアドレスを知っていることをなぜ知りえたのでしょう。。。「知っていることを、知っていた」というのは。。。???

written by 夢見る掃除人 / 2007.11.04 18:19

コメントを書く

ニックネーム*
メールアドレス*
URL
内容*
※「利用規約」をお読みのうえ、適切な投稿をお願いします。