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夢見る掃除人 / 2007.10.17 22:12 / 推薦数 : 2
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さて、午後になりましたが、お疲れではございませんか。
ゆっくり昼食は取られましたか。多少喉に物が詰まるようでしたら、水をどうぞ。。。
さて、何のお話でしたか。。。あ。そうそう。供述調書ってやつでしたね。すっかり、忘れてました。
ちょっと立っていいですか。窓にカーテンしますので。研修教官が覗いてたりすると、どうもやりにくくてね。
供述は、する方もされる方も大変です。どこまで話したか、覚えておかないと支離滅裂になってしまうもんです。特に、大上段に構えた人から睨みつけられると、何を話したかさえ、頭がぼーっとしてしまって、口を開けど言葉は出ず。言葉は出ても眼は上の空です。がんの宣告がまさにそうです。
混乱していたり、怖れおののいていたり、不安になったり、そんなときは何をしゃべっても駄目です。まともなことなど言えるわけがありません。自分で言ったことも、行った先から忘れてしまいます。そんなわけで、「あれとこれとそれ」、の脈絡がなくなるんですね。ウソを発見するのは、そんなに難しことじゃありません。
供述調書を取る時は、そのウソを発見すればもう終わりです。審判をいくつか経験されたあなたは、もっと大事で難しいことは、それがウソであることを、本人に気付かせることじゃないでしょうか。ですね。
ちょっと休憩しましょう。まだ、1:30を回ったばかりです。夕食まではたっぷり時間がありますからね。ゆっくりいきましょう。途中で、お茶でも飲みましょう。
少年審判において、少年の供述がいかに脈絡がないか。。。は教官としての経験から十分お分かりのことと思います。これは大人でも同じです。
こうして取られたかもしれない供述調書の信憑性は疑う、というのが法曹界では常識ですね。なぜなら、その真偽は誰もわからないからこそ、証拠主義があるのですから。証拠で裏付けられなければウソの判定になります。パパを殺すことに決めた、といっても本当に決めたのか、失敗したのか、パパには生きていてもらいたかったのか。。。誰にもわかりません
あなたがボイスレコーダーと最新式?デジタルカメラで他の講談社社員とともに、収録したのは確か、供述調書。。。でしたね。本の題材としてあなたが用いたという供述調書は、鑑定医が家裁から預けられたコピー資料と同じですね。鑑定医の自宅にあったものです。
お茶にしましょうか。。。窓の外の木立がだいぶ揺れていますね。風が少し強くなってきたようです。。。。つづく。
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四角い窓があるから、そこから覗いてごらん。
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