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 このたび、貴社が出版されたある書籍につきまして、公開質問させていただきます。まずは、その書籍の紹介を以下ご確認頂き、質問を後述致します。
アマゾンの書籍紹介********2007.10.16
内容紹介
IQ136
の天才少年はなぜ、自宅に火をつけたのか――
2006
620日、奈良県で発生した事件は日本中を震撼させた。全国でも屈指の進学校・私立東大寺学園高校に通う16歳少年が自宅に火をつけ逃走、焼け跡からは少年の継母と異母弟妹の3人が遺体となって発見された。事件後、少年は中等少年院に送られたが、事件の真相は少年法の厚いベールに包まれていまだに明らかになっていない。
著者の草薙厚子氏は、独自に入手した3000枚の捜査資料をもとに、少年と家族の実態に迫る。警察が作成した供述調書には、少年の振り絞るような肉声が残されていた。
僕はこれまでパパから受けた嫌なことを思い出しました。パパの厳しい監視の下で勉強させられ、怒鳴られたり殴られたり蹴られたり、本をぶつけられたりお茶をかけられたりしたことを。なんでパパからこんな暴力を受けなければならないんや。一生懸命勉強してるやないか。何か方法を考えてパパを殺そう。パパを殺して僕も家出しよう。自分の人生をやり直そう――僕はそう思うようになりました。(「第一章 計画/殺害カレンダー」より)
 
少年は4歳の時から、医師である父親にマンツーマンの勉強指導を受けていた。
指導はやがて鉄拳制裁とセットになり、少年は十年以上にわたって虐待に近い暴力を受け続けた。
少年はついに、父親殺害を決意する。中間テストの英語の点数が平均点に20点足りない――。直接の引き金となったのは、ただそれだけのことだった。そして実際に犠牲になったのは、憎んでいた父親ではなく、罪のない継母と弟妹だった。
本書には、少年が父親を殺そうと決意してから家に火をつけるまで、みずからの心の動きを赤裸々に記した直筆の「殺害カレンダー」が掲載されている。
  
父親は少年が医師となることを強く望んでいた。医師となるためには良い大学に行かなければならない。
そのためには勉強を強要するのもやむをえない――。そうしたひとりよがりの愛情が、いつしか少年を追い詰めていた。
今回の事件は、「特殊な家庭の特異な出来事」と言えるのか。過熱する受験戦争の中、わが子を「所有物」だと思っているすべての親は、この父親の予備軍かもしれない。本書はいま改めて、「家族のあり方」を世に問う一冊でもある。
 
著者について
草薙厚子(くさなぎ あつこ)
元法務省東京少年鑑別所法務教官。
地方局アナウンサーを経て、米通信社ブルームバーグL.P.に入社。テレビ部門のアンカー、ファイナンシャル・ニュース・デスクを務める。
 その後、フリージャーナリストに転身し、少年事件を中心に週刊誌、月刊誌に多くの記事を発表している。講演活動やテレビ番組のコメンテーターとしても活躍中。
著書に『少年A矯正2500日全記録』(文藝春秋)、『子どもが壊れる家』(文春新書)、『追跡!「佐世保小
六女児同級生殺害事件」』(講談社)などがある。
**以上、アマゾンの口上書きでした。(加筆なし)
  
さて。。。
現在、自称フリージャーナリスト草薙厚子氏は、元法務省東京少年鑑別所法務教官である。法務省の法務教官の履歴が物語るように、少年犯罪における鑑定書」がどのように作られ、どのように保管され、いつ提出されるか、誰が鑑別医であるかなど、すべてお見通し、すぐ調べられる内情に精通した人物であることは、容易に推察できるであろう。
 いかにして、通常のジャーナリストや一般人が手に入れることのできない奥座敷の資料を、狡猾に入手するか、お手のものである。
   
 さて、「独自に入手した?」3000枚の捜査資料?。。。捜査資料??誰が捜査したのでしょう。フリージャーナリストが少年の過去や心情をどのように捜査できるのでしょう。
  
 3000枚の資料とは、鑑定医が少年から聞き出したものを記述したものである。鑑定医が少年との面談・対話の中で引きだした精神医学的な問診と診断である。精神医学では、聞き出す側が異なると、引き出されてくるものが変わることは常識である。聞き出すことが、ひるがえして治療の一環でもある。
   
 こうした、鑑定医と少年の対話と治療の記録が3000枚の記録というわけです。フリージャーナリスト草薙氏が聞き出したのでも捜査したのでもない。
  
これを入手して、「何を書くというのでしょう」。人の筆で書かれてあるものをなぞる形で、どんなに言葉巧みに、書き下ろしても、それは作品とは言わない。ぬり絵に色を塗っただけである。ジャーナリストは、自らの目と耳と感性で、見たものを感じたものを、自分の筆に伝えて初めて、大衆の求める本当の「目」となるのだ。それが、本当に「ベールをはがす」ということです。
 
 色塗られたぬり絵は、はたして彼女の中で、真実なのでしょうか。試しに、3000枚の記録をすり替えても気づかないことになるだろう。私たち大衆は、こうした盗まれた筆からなぞった「ぬり絵」を見せられているに違いない。
 
 講談社およびジャーナリスト草薙氏及び資料入手に関わった方々は、このぬり絵で、わたしたちに一体何を問いかけようとしているのでしょうか。
精神鑑定医が心を砕いて、少年と向き合った記録をそのまま書き下したものを盗みだして、そのままなぞるだけなら、誰でもかけます。手分けして。はたして、この作品は、草薙氏の作品なのでしょうか。
講談社は、教育や社会を論ずる前に、今、正すべきこと、なすべきことはないでしょうか。
  
                   以上

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