夢見る掃除人
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「道」

夢見る掃除人 / 2007.10.12 17:42 / 推薦数 : 1
 
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人間は、間違おうとして間違うのではない。
八甲田山は私たちの日常の中にもある。
  
           by「空飛ぶカルテ」
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わたしは 夜の街を歩いていた
考えごとをしながら。。。うつむきながら
  
いつものように
わたしは 左へ曲がった
  
長い沈黙と 思い
歩きつづける 何も見ることもない
前を見ることも 周りを見渡すことも
この道は いつもの道だ
  
  
そして わたしは 開けた道に出た
そんなに 歩いたはずでもない
なんだ この風景は
初めて 見るこの風景はなんだ
  
わたしは きっと違うところに
たどりついたのだ
  
遠くに光りが見える
見たことのない 光りだ
暗い夜の道 誰もいない
  
  
きた道を 引き返そう
真っ直ぐ歩いて来たのに
どこかで きつねに だまされたのかもしれない
  
引きかえせど 引きかえせども
元の道がない
  
見慣れた古道具屋に 辿り着いた
よく見ると それは古道具屋ではなかった
  
どこへきたのだろう
いったい なんだ
何が起きているのだ
  
向こうに見える 明かりは
きっと そうに違いない
いつもの 角
  
辿り着けば その角は
また 新しい風景だった
  
このまま 私は帰れなくなるのだろうか
凄まじい恐怖が 私の体を通り過ぎた
  
わたしは 何処を歩いているのだ
左へ行けば 何かが 見つかるかもしれない
右へ行けば 誰かに 出会えるかもしれない
  
来た道を 戻っただけなのに
なぜ 新しい風景が次から次と
よく見ると それは
よく似た風景の連続だった
  
思い切って 左へ曲がろう
引き返したところに出るかもしれない
  
しかし そのとき 
わたしは いったい何を選べばよいのだ
  
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