夢見る掃除人
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「昼下がりの事件簿(3)」

夢見る掃除人 / 2007.10.06 13:48 / 推薦数 : 1
課長代理と名乗る若い男が、軽く会釈をしながら、私の前で改めて名刺を差し出した。少し遅れて、中年の男がどこか所在なげな面持ちで、名刺を差し出した。
中年の男の名刺には 顧問と書かれていた。
「例の件で、ご相談に参りました。お時間は取らせません。先生もお忙しいでしょうから。」と、若い男が切り出した。
私は、2枚の名刺を右手の親指と人差し指に挟んで、ポーカーフェイスのカードを軽く滑らすように視界にかざしてから、おもむろにそれらを机の上に並べた。
 
「それで、いろいろお話しする前に、ご確認頂きたいことがいくつかあります。」
若い男が、数枚のA4用紙を、茶色のカバンから取り出し、私に差し出した。
 
「如何でしょう。お間違いありませんね。先生のペンネームが、一枚目のページの上段右にあります。」
「ん。確かに、そのようです。」
「そのようです、ではなく、そうですね。」
「。。。」
若い男は、確認を迫るように、少し身を乗り出したとき、中年の男が、若い男の肩に軽く手を掛けて、制止するように言葉を挟んできた。
「はじめに申し上げるべきところ、大変失礼いたしました。私は、運営会社の専属弁護士をしております。」
弁護士は、声のトーンを落とし、ゆっくりと話し始めた。
「先生が担当されていた、□■○の患者さんについて、先生が○月△日に。。。これがそうですね、夜の903分に投稿されていますが、これをご家族がごらんになりまして。。。」
確かに、わたしの書いたものと思われたが、コメントのコピーはとっていなかったので、詳細についてはもう一度掲示板を開かなければ確認しようがなかった。日付についても、正確ではなく、そのあたりであるぐらいにしか記憶になかった。
 
そこで、弁護士は少し間を置くように、言葉を休めてプリントに指でなぞるように言った。
「ここの下りなんですが。。。読んでいただけますか。」
「。。。で、医師専用サイトであるはずのところに、なぜ家族が?」
「第三者からの通報を受けてとのことです。」
「第三者と言いますと?」
「それは、申し上げられません。」
弁護士は、そう言って私が手にしていたA4用紙を自分の手元に戻した。
 
 
(てへぇーきしっ。ハウスダストかな。。。つるちゃん。テッシュ買って。。き。。。、てってってえへーきしっ。。。。ふぃっくしょ~ん4に。つづく。。。)

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