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勤務医はイソガシイ。忙しい病院は。。。とてもイソガシイ。暇な病院でも。。。やはり同じくらいイソガシイ。
勤務医の受け持つ領域は(すばらしく?)広い。診療はもとより、さまざまな文書の作成、院内の各部署(給食室、レントゲン室、手術室、心電図室)への指示伝票、患者家族への説明のレイアウト、安全管理、病棟運営などに関するさまざまな会議への出席、業者への応対、薬品の副作用情報の入手、患者統計、学会参加、学会報告のためのカルテの出し入れや検査結果の整理出し入れ(電子化されると、なおイソガシイイ)、朝の採血、検査伝票の指示、入院患者の急変、処置、蘇生術、その後の家族説明、病棟指示。。。退院サマリーの作成とそのコピー作成、定位置への保管、さまざまな書類やデータのカルテへの貼り付け(コ○ヨの糊で丹念に)、そして寝苦しい真夏日の夜間当直、永遠に繰り返される煩雑な業務と院内歩行移動に終わりというものがない。
こうした、てんこ盛りの仕事のこまごまは、事務や看護師の仕事とは別ものである。一切手を貸さないか貸しても申し訳程度。俗に言う「イヤイヤ」というやつですな。
研修医時代に自然発生的に、仲の良い看護師が病棟に1名できると、かなり楽ちん。1名だけだと良くないウワサが立つのも時間の問題であるので、2名くらいは必要。でも、理想的には3名。たいがいの医師や研修医は2名の仲よしと、敵対勢力5名、その他の善良なる無関心層に囲まれている。7名の仲良しとせいぜい1-2名の敵対者という人間環境を自ら作り上げる才覚の持ち主は、他の業種の起業家になれるのかもしれない。
さて、かくして医師の業務は、より複雑になり、範囲が拡大し肥大化してきた。医師は1000人に2人しかいない(優秀?な)有資格人材であるが、このことがなお仕事をイソガシクサセテイル。他の業種では、稀少人材には必ずそれをサポートする補佐役、専属の秘書なりが付く。余分な身の回りのことや、必要物品や書類の出し入れや、糊で貼り付ける作業などで、イソガシクサセナイ。時間がもったいない、有効な収益がでないというわけです。
院内呼び出し携帯が壊れて、何度呼び出しても応答がない。各部署からフツフツとクレームがステーションに集中する。病室で吐血患者の処置に悪戦苦闘していたのだ。「さぼっていたのではなく、電池が切れていたからだっ!!!」と、小学生みたいに口から唾を飛ばさんばかりに自己弁護しても誰もうなずかない。血の上った頭がようやく冷めたころ合いに、結局、事務まで自分で電池を取りに行かなくてはならない。。。自己責任ということで。くそ長い廊下をトボトボと。。。あ~。仲良しは今日はいないし。。。でも、仲良しに頼んでばかりいると、看護師長にニラマレルコトニナルのはマチガイナイ。看護師長は看護師の配置と仕事の分担と人事を、医師と関係なく握っている。医師が勝手に自分の都合で仲よしを使えないことになっておる。これを勤務医の「百年の孤独」と言います。
ということで。。。全国に医師が不足している?。。。どうやら何人いても到底タリナイのはマチガイナイ。。昨今の地方病院での慢性的な医師不足は、こうした百年の孤独と、核心的なところでは無関係ではないでしょう。固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
コメント
コメント一覧
自身の入院経験からドクター、ナースの方々の激務に驚きましたが、医療情報を調べるうちにm3に辿り着き、更に先生方のご苦労を知りました。
本当に頭が下がります。
まだ私は通院治療中ですが、担当医の先生を見る目が変わりました。
夢見る掃除人先生も、どうぞお体に気をつけて、患者のために頑張ってください。
百年の孤独、お酒の方は美味しいのですけど、
こちらの百年の孤独はとても気持ち良く酔えそうにありませんね。。。
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