地域の中で診療をしていると、子どもの頃から大人になるまで、更に長く関ることもあります。埼玉に来て一番長くお付き合いしている方は、昭和48年4月からの方です。ネフローゼ症候群でステロイドリスポンダーではあるが、時折再発をされる方で、小学校から大学現在は働いて居られる。就職、結婚もお聞きした。驚いたのは先日、自分が拝見した患者さんが祖母になられたこと、お孫さんを診ました。長くお付き合いしていると小児科医というより、将にかかりつけ医になることなのです。亡くなられる場にはいなかったが、ご焼香させて頂いた患者さんもあります。腎炎でとうとう透析に入った方、免疫不全で多臓器不全になられた方、小学校に入る前から、20代後半まで、人生の色々の課題について話し合いました。残念なのは二人とも恋人の話が聞けなかったことです。基盤に持って居られる病気だけでなく、ありとあらゆる健康問題の相談にのったと思います。今、あちこちで総合医という言葉が飛び交っていますが、こんな患者さんとのかかわりを考えてみると、自分はある意味総合医ではないかなと思います。
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