ゲートキーパーは言いなおせば門番。一人の医者が一生に一度出会うかどうかのような稀な病気も、日常茶飯事に診るような病気も先ずは開業医のところを訪れているものです。そのときに、病気があることを気づくかどうかは、門番の役割をしている医師が解決の糸口をつけるかどうかによって、診断が早くなったり遅くなったりします。私も、稀な病気を診てきました。一寸したきっかけが診断に繋がったように思います。そして、専門医に繋いで診断が確立したあとも日常の健康問題について関ることになります。何が診断への糸口になるかは問診が重要なポイントになります。また、想定した病気について検査を行うということも大事です。いい門番になれるかどうかは、門番であることを意識するかどうか、今診ている病気あけでなく、その人を診ているかどうかが大事だと思います。

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2009.06.16 00:34 |  診療  |  開業 / 病院経営  |  その他(一般)  |  波良張  | 推薦数 : 0

地域で生きる

地域の中で診療をしていると、子どもの頃から大人になるまで、更に長く関ることもあります。埼玉に来て一番長くお付き合いしている方は、昭和48年4月からの方です。ネフローゼ症候群でステロイドリスポンダーではあるが、時折再発をされる方で、小学校から大学現在は働いて居られる。就職、結婚もお聞きした。驚いたのは先日、自分が拝見した患者さんが祖母になられたこと、お孫さんを診ました。長くお付き合いしていると小児科医というより、将にかかりつけ医になることなのです。亡くなられる場にはいなかったが、ご焼香させて頂いた患者さんもあります。腎炎でとうとう透析に入った方、免疫不全で多臓器不全になられた方、小学校に入る前から、20代後半まで、人生の色々の課題について話し合いました。残念なのは二人とも恋人の話が聞けなかったことです。基盤に持って居られる病気だけでなく、ありとあらゆる健康問題の相談にのったと思います。今、あちこちで総合医という言葉が飛び交っていますが、こんな患者さんとのかかわりを考えてみると、自分はある意味総合医ではないかなと思います。

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