60歳の女性。お子様を喘息で拝見していたので、20年以上前から御本人のこと以外ではお会いしていました。数ヶ月、咳が止まらないので、医療機関を数軒回ったが取れないとしてこられました。年齢から、肺癌は鑑別に入れなければならないと話をして、呼吸器専門の病院に紹介をしました。すると、進行した肺癌であることがわかり、手術をしても、抗がん剤を使っても恐らく予後は短く、延長をされることはないと考えられるから、自宅で過ごして自宅での生活が大変になったら入院を考えようと言われたというお子様からの報告を受けました。納得できないご主人は、別の病院に行き、相談をされたら、命はちじめる可能性はあるが薬が効けば延長をできるかもしれない方法を選ぶか、何もしないで過ごすかといわれて薬物療法をを誤主人は望まれて入院をさせたのです。随分、副作用で大変だったそうですが、急速に全身状態が悪化し、亡くなられてしまいました。経過はお子様から伺っていたのですが、患者さんは自分は必ずしも薬の治療は望まないが、お父さんがいうのなら気の済むように従うといっておられて、家族に感謝しながらなくなられたそうです。奥様に亡くなられたご主人は随分落ち込まれたそうで、俺が母さんを殺したと嘆かれるというので、お子様に『お母さんは、後悔はしていなかった。感謝していた。だからお父さんのせいではない』と話すようにアドバイスした。ははをなくして悲しい娘が父を想う、家族の愛は、やがて父を立ち直りをするにに役に立って現在、お子様は嫁ぎ先で元気、父親も一人住まいを続けておられます。

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患者さんは80代の男性。咳が続き、近所の内科医に治療を受けておられたが軽快しなくて、紹介されて某大学病院を受診されました。すると、肺炎であること、大学病院は重症の患者さんを診るのが使命であり肺炎のような病気は扱わないこと、自分で入院先を探すように言われて帰ってきたこと、その夜の10時過ぎに電話がかかり、『実は、貴方は肺癌であるから、翌日、受診するように』との医師の話であったそうです。急に、肺癌と言われての戸惑い、昼には肺炎と言われて拒否されて、何の準備期間も無く、寝ているところを起こされて肺癌と言われての怒りなどこもごもで、相談にみえました。肺癌にも色々の種類があることや、病気の状態で治療法があること、それには専門医の診断を受けてそれを確認することを話して、専門医を事情も加えて記載して紹介しました。大学の医師は傍若無人の振る舞いのように見えるが、本当は好い医師だったかもしれませんよ、肺炎と診断したが気になったのでレントゲンのカンファレンスに出したか、上位の医師に相談してみたら肺癌と言われて、これは大変、何とかしたいと考えてお電話をしたのでしょう。大学病院内では10時と言う時間はまだ宵の口で、寝ている人がいるなどと創造もしないのでしょう。それで、電話をした。カルテを見て電話番号を確認してという手間も踏んでいます。やり方は拙いのですが誠意の一部は認めて欲しいことを患者さんには伝えました。結果的に肺癌は間違いなく、放射線療法のみ行われ、可及的に自宅で過ごされ、末期になり入院されて華族や医師にも感謝しながら逝去されたそうです。途中、私も何度か診療をさせて頂きましたが、御自分の人生を全うされたと思います。

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2009.04.14 02:04 |  診療  |  開業 / 病院経営  |  その他(一般)  |  波良張  | 推薦数 : 3

小児科医が大人を診る

私は小児科医です。クリニックの診療科にも小児科としか書いてありません。でも、実際には大人の患者さんも診ています。子どもを診ていると、その両親、祖父母、兄姉も気になります。相談を受ければ答えもします。すると診て欲しいとなって診察になることがあります。妊娠中、授乳中の薬物投与については良く相談を受けます。妊娠中の伝染性疾患の相談も受けます。私が小児科医とわかっていても、わざわざ来られる方もあります。その理由の一つに、内科医と異なって総合力があるのではないかと考えたと言う人があります。膠原病、がん、高血圧、神経疾患など種々の疾病に対応することになります。結果的には2-3割は成人になります。病院勤務医時代は当直の時には成人も診ていました。そのことが、活きているのかもしれません。

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2009.04.09 02:50 |  診療  |  開業 / 病院経営  |  その他(一般)  |  波良張  | 推薦数 : 4

入学時健診

このところ、幾つかの私立高校で入学時の健診としてやってくるこどもが居ます。項目をみると、身長、体重、座高、視力、聴力、胸部レントゲン、心電図、検尿、血液検査(ヘモグロビン、赤血球数、白血球数、ヘマトクリット)とあり結構多項目でする。学校で必要とするのなら学校でやるべきではないのでしょうか?心電図なんて読めない医師がたくさん居ます。だから、医師会でも疑問の或る例は持ち寄って専門会にも居て貰って検討をしているのです。その学校のやりかたは、その質の保証さえ放棄していることになります。健診だから自由診療になり、学校に提出する用紙は診断書になります。費用は、決っていない、個々の医療機関で自由設定できます。学校は無責任であると思います。私立の小学校でもそのような学校があります。そこの学校の養護教諭から相談がきました。C型肝炎ウイルスの保因者が入学してくるのだそうです。学校での対応はどうすれば好いかというものでした。その子の教室に手袋を置くなどが書かれていました。特別扱いをしないで、誰が出血しても同じように血液は感染源になる可能性があるから、素手で触らない、ビニール袋などの使用などを伝えました。主治医は学校の裁量でやrと返事が来たそうです。もっと、主治医は自分の患者が学校でどのように対応されるべきかを考えて欲しいものです。

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