学生時代には論文を読むなんていうことは滅多にありませんでした。インターンのときに、図書室で新しく入ってくる雑誌から、目次をみて目新しいものを読んだりしました。やがて邦文は医学中央雑誌で、英文はインデックスメディクスで探すことを覚えました。自分の興味ある文献は文献カードをつくることを覚えました。目的の論文に到達するのに苦労を重ねるので、論文カードを沢山持っていることは財産でした。カードが多くなってくると、その検索も時間がかかります。インターンのときにも抄読会をやっていました。大学の医局に入ると、交代に順番が廻ってきて読みました。でも、将に抄録を紹介することでした。病理学教室では、先ず論文が目指す内容について検討し、研究方法や、その方法がよいかわるいかなど将に論文を十分に検討するのを目の当たりにして読み方を変えました。この論文は、方法論を参考にする、この論文は結論をというように、焦点が違うところに当てるようにしました。でも、最も勉強になったのは、JAMAの1991年からのエビデンスを論文から読み取る方法でした。論文の探し方読み方がここで大きく変わったと思います。自治医大の五十嵐先生のところに通ったのは財産になりました。これは、開業してからでした。入局したときに、指導医が既に受け持っているフェニールケトン尿症の兄、妹例が入院しました。医学中央雑誌で日本に何例いるかを探しました。未だ、ガスリー法などはスクリーニングに導入されていない時代で、報告は20例未満でした。ところが同じ症例があちこちで報告されていて、発表者が同じだと同じ症例だろうと推察がつくのですが、報告されている間に年齢が増えたりしていて、本当は
何例なのかわからなくなりました。いまだと検索もすぐに出来るのですが、図書館にもぐりこんで時間がかかったものでした。今は便利な時代になったと思います。
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所沢市は乳幼児健診は集団で行われていました。私は、それでも個別の健診にもニーズはあるだろうと考えて、月に2回行うことにしました。同じ市内の大学校病院は1ヶ月健診をされないので、その数人が来られます。他に、希望でこられる方があり、月に30人程度の希望者があります。健康上、余り問題のある人の希望者はありません。異常があれば、受診したほうが好いからだと思います。育児相談も深刻な問題の方は、この時間帯でなく、もっと時間をとったり、別枠で望まれます。当初の開業は狭い診療所でしたが、移転して健康外来と一般外来と感染症の患者さんの出入り口を3箇所に分けてからは、それぞれが、時間帯が一緒でも、場所を変えることで受けられるようになり、対応に幅がでました。健診の方が平均すると診療よりも時間をかけています。栄養士さんにも参加を得て、栄養指導も行っています。市の健診は、3個月、1歳6ヶ月、3歳なので利用者は圧倒的に多いのは1歳です。
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