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2008.04.21 02:13 |  診療  |  開業 / 病院経営  |  その他(一般)  |  波良張  | 推薦数 : 1

抗菌薬の適正使用

開業するときに、はらはら通信なる院内報を出し始めました。開業前に0号で出しました。それには自分のポリシーを書いたのですが、その中に、安易に抗生物質を使うような医師にはなりたくないと書きました。子どもに限らず、いわゆる風邪の殆どはウイルス感染です。ウイルス感染には当然ながら抗生物質は無効です。単に無効だけではなく、耐性菌を増やします。乱用を続けていると本当に効いて欲しいときに使える薬がなくなります。細菌感染が明らかであるか、可能性が極めて高いときに、原因菌が何であるかを考えて抗菌薬を選定して使用することにしました。尿路感染は細菌感染が多く、そのためには尿の検査を重要視しました。肺の感染の診断には打診聴診を大事にしました。菌血症を考えるときには培養を行うことにしました。細菌培養用のフラン器を用意しました。開業当初には、抗生物質を下さいという患者さんが多く見受けられました。適正使用が大事であることを訴えてきて、患者さんが抗菌薬がなくても病気は治ることや、私が使わないことに患者さんは慣れられたのでしょう、今では求める人は少ないだけでなく、他院で処方されても服用をされない方も多くなりました。中耳炎でも色々のガイドラインに従がえば、第一選択はアモキシシリンであるし、それも初めに抗菌薬ありではありません。抗菌薬の使い方でその医師がヤブであるかどうかが解ると思います。よく、最近は抗菌薬が効かないと言われる医師は、使い方が滅茶苦茶の方です。適正使用を行うと、抗菌薬はしばしばドラマティックに効きます。

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