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平成3年9月、この学会が松山市で誕生しました。準備会が催されておることは承知していました。そして、徳丸實先生の街、松山で第1回の会が開催されました。おりから台風で交通機関が麻痺したにも関らず、全国から200余名の者が集まりました。ワークショップを中心にした会はこのときに誕生しました。思えば1980年代に、ambulatory pediatricsが日本に伝えられて、久留米大学の山下先生が会頭で開催された日本小児科学会でその内容が身近になりました。1991年、私の開業とこの学会のスタートが一緒になったのも不思議な縁です。以来、昨年の17回まで毎回欠かさず参加しました。学会の役員も経験しました。今や会員は当時の10倍になりました。今後も暫くは学会の中で働きたいと思っています。この学会に参加できたことは私には大きな財産になりました。
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開業の最初から電話予約制にしました。最初は、留守電がなくて、全部出ていました。午前、4時にかかって来て、出たら今日の予約お願いしますといわれて、今どうしているのかを聞いたら、お小水に起きて今からまた寝るところと言う話でした。留守番電話ができてからは、このような電話には楽になりました。患者数が少ないうちは、間をあけて予約を取っていましたが、段々多くなるにしたがって、予約通りに進まないことが多くなってきました。日本の医療制度では、どんなに一人の患者さんに時間をかけても、予約通りにやろうとすると、患者さんを診ないことになります。医師の側からは患者さんを数診ないと、経営が成り立ちません。予約通りの時間だと、患者さんから多くのお金がいただけるのなら別ですが、それはありません。若し予約制にしなければ、恐らく、患者さん側にも予定は立たないだろうと思います。順調に進めばという前提でおおよその時間を決めておいて、若し、急患や予想外の時間を取る患者さんがあっても、お互い様だから容赦していただきたいと思います。アメリカから来られていた患者さんに、アメリカでも人気のある医者のところでは待つのは常識になっていると言っていただいて助かりました。予約制なんかやめてしまえと言われる方もあります。時間通りにすすめることよりも、その患者さんに必要なことをきちんと行うことを大事にしたいと思います。予約しても待つことがある。それが日本の医療の致し方ない部分だと思います。
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開業した年の9月でした。6つの中学校に共通の給食センターで給食を作っているのですが、そこでのがんもどきの煮つけから食中毒が発生しました。夕方、同じ中学校の生徒が腹痛、を主訴として次々やってきました。この頃は、自分でO157用の培地に植えていましたので、早速培養をしました。学校に連絡をとろうとしてももう学校は終わっていました。子供達がいうのには、50名以上の子どもが発症していたことと、発症時間が同じなのがわかりましたので、食中毒だと判断しました。卒業アルバムを借りて養護教諭の自宅の電話番号がわかったので、連絡をとりました。校医は学校の水道が原因だと言っていたというので、水ならば、同時に飲むはずがないから発症がバラバラになること、時間が同じと言うことは口にしたもので時間が同じと言うのは給食以外にはありえないこと、保健所に私が連絡をするよりも学校側が報告するほうが好いと思うので至急に連絡をとること、他の学校から発病者がいないかどうかを連絡をとること、給食が原因だと後日,市が医療費を負担する可能性が出るから、受診した患者は領収証を必ず保存するようにすること、教師がバラバラに答えると混乱を生じるから、外部に対応する教師、外部に出す情報を一つにすることなどぉ意見具申しました。翌朝、培養ではO157らしいコロニーは1個もなかったので、O157は否定的だろうと考えて、培地を保健所に渡しました。実際には他校からも患者が出たし、合計600名くらいの患者が出たそうです。未だ医師会に入会は許可されていなかったので、医師会員である小児科の先生に連絡を取り、施設により対応が著しく異なり住民の不信を招かないように依頼をしました。県の衛研の検査で病原性大腸菌による食中毒であることがわかりました。幸いに総じて軽症だったようです。
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