2008.02.25 02:12 |  診療  |  開業 / 病院経営  |  その他(一般)  |  波良張  | 推薦数 : 0

病院外来と開業医の差

勤務医でも外来診療が毎日の仕事であったし、開業医は勿論全ての仕事の場が外来です。行うことは同じなのですが、患者さんを中心にしてみると少し、違います。午前中に診察して気になれば午後にまた来ていただくということも可能です。今日診て、明日もということが比較的簡単にできます。繰り返して、診察をすることが容易にできるというのは、病院でも不可能ではないにしても、開業医ならではのことです。そのことは、患者さんを理解するにはプラスになります。年齢の制限が無いので、思春期になっても経過を追ってみる事が出来ます。検査は自分の施設で行えるものついては、開業医の方が結果を早く入手できます。尿の沈さなどは自分で見るので、赤血球が変形しているかいないか、円柱があるかないかを自分でその場で見ることができるのは、病院ではなかなか出来ないことです。血液像も同様です。自分で行うので、それを行っているときは診察がストップになっているというデメリットはあります。自分の施設で出来ない検査は不便になります。胸部レントゲン写真なども病院の機械と手持ちのものでは大きな差が有るので、私はレントゲンそのものをなるべく撮らないで被爆量を少なくしたいと思っているのですが、これは撮るとなると開業ではデメリットになります。血液検査なども結果の入手が若干遅くなります。緊急性が無い場合には、それは大きな差にはなりません。レントゲンやMRI,CTについては外部の優れた利きのあるところにお願いすれば可能になりますから、そう大きなデメリットにはならないだろうと思います。他の科に診て貰いたいときには、少し不便です。でも、選択肢は広くなります。結局は、大きな違いがないだろうと思います。よく、患者さんに小さなところで診て貰ったけれど当てになるかと尋ねられます。私は『建物の大小は関係なく、腕の良し悪しでしょう』と答えるのですが、患者さんには腕の差はわからないようですから致し方ないのかもしれません。

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