子どもの病気の中で感染症が占める割合は高率です。そのなかで、ウイルス性疾患が多いのですが、細菌感染症もありますし、細菌感染症には抗菌薬と言う武器があるのですから、病原体をなるべく早く同定できることは、患者さんのケアに有用です。病院勤務の時には、休日、夜間には自分で培地に植える、経過を検査室に行き、自分で確認をする、病棟に培養器をおき、培養をおこなっていました。外来では咽頭培養を自分で行っていました。開業して、それを行うことにしました。溶蓮菌は培養でなく迅速診断で同定できるようになりましたの、膿、便、尿、血液の培養をおこなうことになりました。便は、SS,マッコンキー、培地にうえました。生えたら釣菌して、エンテロチューブを用いて同定しました。感受性はディスク法で、ところが忙しくなると大変になりました。同定や感受性は検査屋さんに委託をすることにしました。それでも、平成3年、9月に市内の中学校で食中毒が発生したときには私が培養した0157用の培地で、0157ではないこと、病原性大腸菌であることが翌日には判断できました。尿の培養は当初はロシュのウロチューブを用いて、菌数もヂップスライド法で、同定はエンテロチューブで行っていましたが今はベクトンデッキンソンノコロニーの色で5種の菌種がわかる培地に尿を生理食塩水で希釈して接種し、翌日に菌種、菌数がわかる方法でおこなっています。グラム染色を行い菌の推定を行っています。血液培養も自分で行います。早いと6時間で濁ります。診断に関しては勤務時よりも早くなったと思います。問題は一人でやっているので、仕事が遅れることです。でも、これで仕事の質は確保できていると思います。
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