2007.12.11 04:06 |  診療  |  開業 / 病院経営  |  その他(一般)  |  波良張  | 推薦数 : 2

ノートの利用

勤務医のときも一部の患者さんにはノートを利用していました。例えば慢性腎疾患の患者さんにはノートに検査データを記入していました。あるとき、中学生の女児が、先生ノートを読んでというので、みると自分は未だ生理がないが、大丈夫かと書いてありました。そこで、二次性徴について書き、1年以内に必ずあるだろうと書きました。直接、言葉で言うのが恥かしかったのでしょう。それから暫くして、廊下で遭うと、『先生、来たよ!』と大声で言うのです。初経があった報告でした。気管支喘息の患者さんには喘息日記を使います。これも、色々の情報の交換が出来ました。これを一般の患者さんに使いました。すると、お母さん達は、自分の方法で使います。あるとき、随分遠隔の病院を旅行先で利用hしたときにもそのノートを利用されて、診手頂いた先生が、ノートについてコメントを書いてくださいました。都立清瀬小児病院の泌尿器科の川村先生は検査データや画像診断尾結果なども書いてくださいました。中には書くことを拒否される先生もありますが、患者さんには子どもの記録になり動くカルテにもなります。今はお薬手帳を利用される方が多くなりましたが、ノートを利用される患者さんも少なくありません。患者さんとのコミュニケーション技法として有用な方法の一つだと思います。

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2007.12.09 00:10 |  診療  |  開業 / 病院経営  |  波良張  | 推薦数 : 2

開業医からみた病診連携

医療のシステムとしては開業医が第一次医療を行い、一次医療機関を経た患者が病院に送られる、救急患者では一次医療機関、二次医療機関、救命救急センターに分けられていて、それが相互に連携をはかることになっています。送られるのは患者さんであって、その患者さんの治療の必要性に応じて連携が図られる筈ですが、なかなか難しいのです。開業して暫くして、シェーンラインヘノッホ紫斑病の患者さんが、腹痛が強くなって、入院を依頼しました。しかし、休日であることを理由に電話に出た医師は断りました。自分はベットのある限り、無い場合には他院に交渉して、依頼を受けた患者さんの入院に勤めましたが送る側になってみると、受け手が全てそうではないこと知らされました。時間外か否か、休日かそうでないか、それは大きな要因ですが患者さんの重症度が一番優先されるべきだと思います。私は開業に際して、外来でみることができる患者さんはなるべく外来でみることにしました。二次救急はできなくても1.5次医療(こんな言葉が本当にあるとは思いませんが)を目指しました。患者さんが望めば、気管支喘息の発作を半日かけて外来でコントロールをしたり、輸液を外来で行ったりしました。それでも、入院が必要な患者さんはあります。心臓疾患があるお子さんがウイルス性肺炎になり呼吸困難になりました。夜の2時、色々の病院にあたりましたが、空床がありません。そのときに、武蔵野日赤で病床はないけれども外来で何とかすると言われて救急車で向いました。雪の中着いてみると、外来のソファーなどで点滴をされている患者さんが沢山居られました。その患者さんも一晩、外来の処置用のベットで酸素療法を含めて治療をしていただけました。連携には、やはり、人の連携が重要で単なるシステムがあるというのでは患者さんは救えないと思いました。

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2007.12.02 17:33 |  診療  |  開業 / 病院経営  |  その他(一般)  |  波良張  | 推薦数 : 3

迷える子羊

私は、キリスト教の信者ではありませんが、大学に入学したときに、父の伯父に聖書をいただきました。また、呉の病院に勤めたとき、熊本に戻るときに叔父叔母に聖書を貰いました。その後にも頂いたことがあり、信者ではありませんがときどき読みます。夏目漱石の小説にストレイシープなる言葉が出てきますが、それは聖書に由来すると聞いたこともあります。患者さんを診るときに、私は、その患者さんを、他の人を一時的には放置しても懸命に診ることは、必要だとも、許されているとも思います。自分の前で、最も必要とする人にてを出すのが、一番だと思います。例えば、急患がきて重症度が高ければ、医師はその患者さんに手を尽くし、他の患者さんはそれを許容するべきだと思うのです。病棟で重症の子どもがいれば病棟に駆け上がり、外来であればその患者さんに手を尽くす。私は、その例に、100匹の小羊がいて1匹が迷ったら99匹をおいて探しに行くと言う。99匹はおとなしく待っていることが望まれているし、羊飼いは探しに行くことが望まれえいると思います。それを教えているのではないかと思っています。病院勤務のときにも、開業してからも、医療の場では、そうだと思って仕事をしています。よく、私は待たせると非難を受けることがあります。誰が小羊になっても、そのようにすることを保証しないと医療のシステムは成り立たないのではないかと思っています。

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