大学病院からこの病院に赴任をしましたが、最初は他に2人が一緒に赴任をしてもらいました。そのご入れ替わり沢山の私よりも若い仲間が赴任をして苦楽をともにしてくれました。若い人には、ここでの経験を生かしてもらいたいとおもいましたし、此処にいることがマイナスにならないようにとも思いました。自分の出身大学だけではなく、色々の大学の人が来てくれました。そして、病院の機能を担ってくれました。今年の8月熊本で学会があり、行きました。一緒に働いた仲間が集まってくれました。もう皆いい年です。でも、久しぶりに若返って話しに花が咲きました。患者に対しての価値観を今も共有できることが喜びでした。今なら、同じ条件では働いてもらえることは難しいかもしれません。
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開設当初は医療過疎地の病院で、小児科だけでなく全ての科に患者さんが多数受診されました。近くに、大学病院をはじめ、多くの病院が誕生すると、病院としての存在意義が問われるようになってきました。各診療科が、自分の科の方針を出すことになったのです。私は、発達を中心におくことを考えました。新生児を沢山扱っていました。その子ども達が順調に育っているか、問題はないか、問題があれば、その原因を明らかにして、フォローしていく。発達の異常は、ある場合には循環器疾患、腎臓疾患、内分泌疾患、先天性代謝異常、先天奇形、神経疾患などなど色々の疾患に繋がります。それについては、小児専門医療機関と連携する。という考えです。出来れば埼玉県小児医療センターのサテライト機能を持つという考えでした。発達は小児科学の大黒柱です。急性疾患では患者さんを集められないと思ったからでした。
院長にはこれは国立療養所の行うべきものではないかと言われました。結局、この考えは日の目を見るには至りませんでした。その後、時間を経て埼玉県小児医療センターにそのような部門が造られました。埼玉県のような規模であれば、所沢にそのような施設があってもよいように思います。
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