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2007.07.04 02:43 |  診療  |  開業 / 病院経営  |  その他(一般)  |  波良張  | 推薦数 : 2

外来で見つけた縦隔腫瘍

今までに、2例縦隔腫瘍を見つけました。1例目は、勤務医時代で、夜の3時頃に咳が止まらないという訴えでお父さんが連れてこられました。非常に刺激的な咳でもう随分と続いているとのことでした。中学1年生でした。打診で明らかに中央濁音界が拡大していました。お父さんに、何かあるので、良い写真をとりたいから朝の勤務が始まる頃に来て欲しいと話して、来てもらいました。日頃診て貰っていた先生は、呼吸器(内科)を専門にして癌専門の病院に長く勤めておられた先生でした。子どもに胸部の悪性腫瘍があるとはお考えにならなかったのでしょう。都立清瀬小児病院外科にお願いしました。リンフォーマだったそうです。治療を続けられて最終的には鬼籍に入られました。もう一例は開業してからで、首が痛いとして整形外科に行かれて、胸部レントゲン写真や頚椎の写真をとられて様子を見ることにして返されました。お母さんは、どうも首から上が浮腫んでいるのではないかと思われてその足で来られました。上j大静脈症候群でした。土曜日の午後で本人はサッカーに行きたいというのを、やはり都立清瀬小児病院に縦隔のCTを撮って欲しいとお願いして送りました。入院してその夜に呼吸停止を来たしましたが、救助されて診断もリンフォーマとつき、化学療法や骨髄移植をされましたが、再発してやはり鬼籍に入られました。ともに中1でした。診断の発端は日常の診療の中でした。まさか、と思われる患者さんが風邪や腹痛の患者さんにまぎれているのです。このような経験は、見落としガないようにいつも緊張してみることの必要性を物語っています。理学的所見を正しくとることは大事だなと思います。

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