SLEの女児でした。中学生で発症、腎臓合併もありステロイド投与をしていました。ネフロティックになり、ステロイドを増量したときに、出血性潰瘍を合併しました。吐血、下血が止まりません。貧血、輸血、浮腫でした。腎機能も低下していました。外科は手術には絶えられないから。自然経過にまかせたらという意見でした。そのときに、都立清瀬小児病院の伊藤先生に診てもらい、止血すれば腎臓に関しては透析でも救うことが出来るから外科になんとか頑張ってもらおうと言われ、外科に再度依頼をして、止血を回復して行って欲しいと頼みました。命は保証できないといわれるので、命は救って欲しい、止血を優先にとお願いして、外科で行ってもらいました。十二指腸潰瘍で、出血部位を縛るだけの手術で止血ができました。そのあと、清瀬の先生に透析機を持ってきてもらい透析をして腎機能を保ち、ネフロティックになった状態からも離脱できて、命は救われました。大変な状態になりながらも山下達郎の音楽を聴いていた患者さん、手術のときに手術室の前の廊下で手を合わせて祈っておられたお父さん、透析に徹夜で付き合ってくださった伊藤先生、その姿は忘れられません。患者さんは、成人後、亡くなられました。伊藤先生も故人になられました。色々の人の決断が救った命だったと今でも感謝しています。
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