昭和48年、入院患者では急患でも入院でも喘息が多かったのです。プリックテスト、希釈しての皮内テストを行うと、殆どがハウスダストで、鳥居の抗原を用いて減感作療法をおこないました。治療は、発作の時には、当初はアミノフィリンの点滴やアロテックの吸入を行いました。脈が速くなるのが嫌でした。入院させてインタールをスピンヘラーを用いて吸入、液が出るとネブライザーで吸入しました。ベネトリンの吸入液が出てからは、インタールと併用するとコントロールが有効になり、西川先生が論文を出されたときには、似たようなことをやる人もいるものだと思っていました。テオフィリン製剤は、テオナPの時代から、テオドールへと変わってゆきました。其のうちにベクロメサゾンの吸入も治験から使うことが出来て、コントロールが容易になりました。小児の夜間の急患で喘息が多いので、看護婦達がアンケート調査をしたり、急患の数を減らせないかと看護研究をやり始めました。私は、喘側日記をを書かせていたのですが、日記をつけている子は急患で来る頻度が低い、子どもが使っている薬の名前を言える親の子は急患で来る頻度が低いということでした。教育が行き届けば効果がよいことなのだと思いました。開業して、今も、喘息児は多いのですが、発作で来る例は少ないし、日記を書くか経過を書くようにしているので、効果はよいようです。昔に比べるとコントロールしやすくなり軽症化しましたが、アウトグロウできない例も多くなったように思います。
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