赴任した直後だったと思いますが、熱性痙攣の患者の血液培養を行うと、肺炎球菌が陽性になることが多いという外国論文を読んで、やってみることにしました。ベクトンデッキンソン社の試験管様の管に液体培地が入っていて、陰圧になっていて2ミリリットルが吸引されるようになっていました。実際には2本採取し、2本共に同じ菌が出たら陽性としました。思うように陽性にならないので50例くらいでやめました。肺炎球菌の菌血症は抗菌剤を使わないでも軽快することが多いという論文もありました。近年、オカルトバクテレミアなる概念が明らかになり、震えを伴う急性の発熱(高熱)の患者に血液培養をおこなってみると、菌が陽性になります。白血球は多く、好中球が多い例ですが、CRPは陰性の場合もあります。菌種は肺炎球菌で、AMPCを60mg/kgを半日で投与して、2回投与くらいで解熱します。昭和48年、から行ったのももう少し続けていたら陽性になったのかもしれません。血液培養は病棟にはいつも置いておき、インクベーターも用意しておきベットサイドでの診断には随分有用でした。
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