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2007.05.12 01:13 |  診療  |  開業 / 病院経営  |  その他(一般)  |  波良張  | 推薦数 : 3

ケトン性低血糖症

いつも早朝に痙攣で受診する患者さんがいました。都内の大学病院の神経外来に紹介して、てんかんとして治療されていました。たまたま、私が当直をしているときに、早朝に痙攣で来られました。血糖を測定してみると低血糖でした。ブドウ糖を注射すると意識も直ちに清明になりました。入院して、検査をすることになりました。検査は当時、大学から来ていた先生に受け持ちになったもらって、やってもらいました。低血糖を誘発するべく、絶食にしても低血糖は起こりません。ケトン食だと誘発できました。グルカゴンでは血糖は上りませんでした。色々の検査を行い、結局、上記のように診断をしました。所沢小児科医会で話が出て、それが」きっかけで、防衛医科大学校の岩波教授が金原出版の小児科という雑誌で、日本での最初のケトン性低血糖症の報告をされた熊谷通夫先生が都立清瀬小児病院の院長をされていたが対談をすることになり、お話をさせていただく機会がありました。小児の自家中毒はブドウ糖の注射で劇的に治るといわれる先生もあり、その一部か全部がケトン性低血糖だろうと思うと所沢小児科医会では、発言していたので、それも話題になりました。あるとき、子どもが急にぐったりとして変だとして、やはり病院に急患で男の子が連れて来られたことがありました。やはり低血糖で、ブドウ糖を静脈注射したら回復されました。お父さんが医師で、来られたので、低血糖だと話をしましたが、納得されません。お父さんは大学の法医学教室に居られる方でした。お母さんには、砂糖水や糖分の多いジュースを飲ませることを、対応策として話したのですが、それもお父さんはご不満でしたので、その方のお勤めの大学病院小児科宛に紹介状を書いたことがありました。意識があれば、注射は不必要ですから、小児科の外来にはカルピス、チョコレートは必須の保存食になりました。開業してからも、お薬だよと、飴やチョコレートを口に入れると速やかに顔色がピンクになり、元気を出す低血糖の患者さんを沢山診ています。困るのは、次回、別の疾病で受診されるときにも、飴を要求されることです。

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