2007.03.05 00:49 |  診療  |  開業 / 病院経営  |  その他(一般)  |  波良張  | 推薦数 : 0

子どもを失った親は

子どもを失うことほど親にとって辛いことは無いと思います。色々の原因で子どもが命を失うのを看取ってきました。養豚業者の現場に子どもを連れて行き、雑誌の購入を勧めているときに、子どもが豚のし尿を貯めるところに落ちて亡くなったことがありました。糞まみれで、気道にもそれを吸入していて、挿管して人工呼吸をしながら風呂場で体を洗いました。親は僅かの収入のために子どもを失いました。業者の人は危ないから子どもを連れて帰るように、雑誌は購入しないと何度もことわったそうです。私も糞まみれ、臭くて悲しい出来事でした。白血病で、もう行う治療がない、大学病院で個室だと費用がかかるからと転院して来られた患者さんが居られました。ご両親には、お金がないから命が失われるのではない。前の主治医と相談してs出来るだけの事を行うからと話したのですが、ご両親は大学病院に入院できない経済的なことを随分悩んでおられるようでした。亡くなられて数年を経たときに、癌の子どもを守る会に寄付をしておられるのをみて、一寸救われたような気になりました。

子どもを失ったときの親の想いにはいつも涙せずにはおれません。

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