2007.01.26 02:37 |  診療  |  開業 / 病院経営  |  その他(一般)  |  波良張  | 推薦数 : 6

凄い研修医がやってきた。

大学を出るとN君は研修医としてやってきました。循環器科を志望していましたが、基礎研修で廻り始めた最初の内科で、それまでネフローゼ症候群として蛋白尿でステロイドを投与されていましたが、軽快せずにいる患者がいました。高度の蛋白尿があるのに低蛋白血症がないことに彼は着目しました。相談を受けたので、患者尿をビスキングチューブに入れて、冷蔵庫に吊るして濃縮し電気泳動、免疫電気泳動を行いました。、血液の蛋白分画でM蛋白があるのを証明し、多発性骨髄腫の診断に至りました。また、高血圧で入院してきた患者で医長は降圧剤を使うように指示しましたが、彼は診断を行い、クッシング症候群であることを診断しました。其のうちに患者は脳圧亢進を呈しました。医長は脳外科に転科させましたが、彼と二人でインデックスメディクスで論文を探してクッシング症候群で脳圧亢進がくることを示して、内科に戻して貰いました。そして、それは肺の腫瘍で沢山のポリペプタイドホルモンを産生していることを証明しました。当時の言い方ではUPDOMAです。手術を受けられましたが、最終的には亡くなられましたが、珍しい患者さんを研修医が次々と診断を覆して正しい診断に至らしめました。卒業年次の古い人が師であり、若い人が劣るものではないことを彼は示したと思います。今は、高血圧になった私の主治医です。

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2007.01.26 02:20 |  診療  |  開業 / 病院経営  |  その他(一般)  |  波良張  | 推薦数 : 0

病院が研修指定病院になった

病院が研修指定病院になりました。私も、委員の一人になり研修システムを考えることになりました。総合病院で大学を離れて研修に来る人には、最初から一つの科に属することでなく、トータリティを上げることを目標にしようと提案しました。最初に、医師としての基本的なことをレクチャーし、放射線科、臨床検査科をラウンドし、内科、外科、産科、小児科を基本科としてラウンドし、2年目に科を選択するシステムになりました。麻酔科を外科のラウンド中に廻って貰いました。小児科や産科は4週としていましたが、他の科に行かれる方が2年目にも小児科を廻る人もありました。各科での研修内容は細かに設定は出来ませんでしたが、それなりに意義があったと思っています。臨床検査科などは、大学で研修をすると伝票に印をつけると何でも行ってもらえると思っていますが、多少とも自分で行ってみると、検査についての考えがことなってくると思います。現在は2年間で総合臨床研修を行うようになりましたが、それの先取りだったと思います。教育では、行ったことの結果を評価しなければなりませんが、評価の面では難しい面がありますが、ストレート入局が多くなっていた時代に一寸変わった病院であったかもしれません。

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