診療の充実を意図して、外来に心臓、呼吸器(喘息)、神経、腎臓の四つの特殊外来を設けることになりました。自分の患者で腹膜透析をしたことから、腎臓に興味を持ったこともあり、先ず、勉強しながら患者さんを診ることを始めました。3年後輩の方が新潟大学に腎臓の勉強に行ってくれました。腎生検の手技は久留米大学の山下先生に教えていただきました。腎生検をする前の日は、斎戒沐浴とはいきませんが、酒は絶対に呑まない、解剖学の本で確認をする、りんごやソーセージで練習をしました。当時は超音波もないので、造影剤を点滴しながら、部位を確認して刺したこともあるのですが、腎臓の外に造影剤が流れるのを見たことがあり、腎生検が決して安易に行うべきでないと思いました。小児腎臓病研究会にも出るようになりました。誰が一番の師であったかというと、やはり患者さんであったように思います。昭和43年に最初の腹膜透析例を経験しました、そのときに、北里大学の酒井先生に教えていただいたのですが、数人の慢性腎不全を経験しましたが、腹膜透析で溶血性尿毒症性症候群
の患者がキュアされました。ポリオの免疫の研究は、何も結果を出すには至りませんでしたが、患者さんを通じてのアプローチだと、自分の知識が増えることえを実感できる、知りえたことが患者さんにフイードバックができることで、自分が育っていることを実感できました。昭和48年、大学を辞して埼玉に出たのですが、出先でも腎臓病に対する学びは続けることができましたし、今も、継続できています。
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