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2006.11.19 01:44 |  診療  |  研究  |  その他(一般)  |  波良張  | 推薦数 : 1

教授が喜んで下さった小論文

溶連菌感染の診断はこの頃は、菌の培養かASOを測定することが行われていました。某会社から、ASKを測定するキットが発売されました。ASOとASKを同時に測定してみますと、ASKの方が上昇が早いように思いました。そこで、血清を2メルカプトエタノールで処理して検査をするとASKは2ME感受性抗体を捉えていることがわかりました。それを、雑誌に投稿しました。教授の校閲は得ていました。或る日、教授が非常に喜んで私を呼ばれて、話されました。それは、私の小論文を九州大学の人が引用していたということです。疫痢論争の時には、大原菌の論文は引用して貰えなかったが、お前の論文は引用して貰えたと言われるのです。今になって考えると、私は引用してくださった論文を読んでいません。

暫くはASKを使っていましたが、今は迅速診断が第一選択になりASOもASKも測定することは稀になりました。紛争時代で、研究が出来ない時代になっていた頃でしたから、教授には、なにか結果がついていることが嬉しく感じられたのでしょう。

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