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昭和44年12月医局長になるのと同時に、大学付属病院看護学校の講師になり、小児看護の講義をすることになった。学生にインフルエンザワクチンを接種したいが、経費をかけずに接種できる方法はないかと相談されました。熊本にある、Kワクチンメーカのインフルエンザワクチン担当の方に相談したら、無償で提供していただけました。その後、風疹ワクチンの効果判定に看護学校の協力を得られないかと逆に相談されました。製造承認が降りていて、国家検定に出すのに必要なことだったようでした。ワクチンを頂いた手前、強制はできないので、希望者でということになり、風疹ワクチンの必要な理由、や考えられる副作用を文章にして、接種希望を募りました。そして、接種をしたところ、関節炎を数人の学生が起こしました。整形外科に学生を連れて行ったりしましたが、学生の代表から説明を聞きたいとして申し出があり、行きますと、私が研究業績を上げるために看護学生をモルモット扱いをしたと非難されました。ことの経緯を話しました。、思春期以後の女性で風疹ワクチンでの関節炎の頻度が高いことは文献にも既にありました。私は、何も自分の業績にならないことなどを説明しましたし、若し、予防接種で将来、先天性風疹症候群の子どもの親にならずに済めば、注射を受けた学生の利益にもなると思ったことも話しました。私が、学生をモルモット扱いをしたことではないと理解されて終わりました。結局、そのロットのワクチンは認可にならなかったようでした。その当時、戴帽式反対の学生運動があったり、大学だけでなく、看護学校でも学園紛争のムードでしたので、周囲の人は心配したようでした。

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