医師の数や質が確保できなくて、病気をしても医療を容易に受けることが出来ない事情の下では、優れた診断力を持つ学校医の診断は有用です。九州大学の植田名誉教授は学校健診を通じて先天風疹の大量発生を診断されています。ところが、その逆はかえって児童生徒へ不利益を与えることは宮古島の心臓病が全て弁膜症になっていたことでもわかります。学校医は診断力に長けていなければなりません。アメリカ小児科学会の学校保健の目標の第一にプライマリケアのアクセスを確保するとあるように、1年に1回の定期健康診査では間に合わない健康問題の発生には、学校内部では解決はできないので、プライマリケア(質のよい)に如何にアクセスを促すかが大事だと思います。その結果を如何に学校にフィードバックさせて、かつ学校がその結果を有効利用するか、連携を持つかが大事だと思います。宮古島では自分のトータリティが問われました。それは、日頃の診療におけるのと全く同じです。九州大学でベッドサイドティチングに作られた教科書に子どもはどの患者も同じように基本的に権利を持っていると項目が書かれています。それは、医師には義務があることをさしています。プライマリケアとは?という大きな命題をあたえられたのが健診に参加した結果だと思います。
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