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研究を何のために行うかについて、昭和40年代前半に医局で討論が重ねられました。でも、結局は、キチンと答えが得られた訳ではありませんでした。その場で患者さんの役にたつ研究を行うべきだという人も居ました。結果を、行った人が活かすのか、その結果を知った人が活かすのか、倫理的に行うことが許されない研究は行うべきではないのは誰にも理解できても、どのような研究が倫理的に許されないのかは、人により判断が異なることも論じられました。何かを知りたいという素朴な願望から行われる研究もあれば、患者のためにという、ものもあり、自分の私利私欲のための研究もあります。レベルの高い研究を行うためには、研究者としての教育を受けなければ出来ないのですが、それに関する問題。喧々諤々、毎日のように討論が行われました。当時の私共の教室からは、高質の論文は出ていなかったし、それを行う体制にもなかったのもあります。安易に何かを行って研究をしているとは言えないと思いました。当時の討論を反芻しながら生きてきましたが、リサーチを行うと言う姿勢は勤務医であっても開業医であっても必要だとは思います。
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