先日参加した透析学会の最終日に、ネット上で交流のある先生や透析者の皆さんとランチをしました。
僕のとなりは、『透析バンザイ』というブログを書いているバンザイさんでした。
ブログには、バンザイさんが他の透析者の方や医師・スタッフとのふれ合いを通じて感じたことを表現した漫画が書かれています。
このブログは本にもなっています。

そのバンザイさんが、今回の食事会の事と、震災直後の当院の事を漫画にしてくれました。
http://blogs.yahoo.co.jp/bannbann0821/25895756.html
書かれた内容は、ランチの時にお話したことですが、本当に僕が経験したことがリアルに書かれていて驚きました。
ちなみに、次の日というのは、土曜日に片付けと電源の復旧作業をしたので、その次の日曜日からです。
今回の震災は、とても大変な災害でした。
にもかかわらず、日曜日から透析を行うことが出来、しかもその後も中断せずに行えたのは、とても幸せなことです。
スタッフ及び関係者に感謝したいです。
10 月15 日の朝日新聞1 面トップに、
「『患者が出血』伝えず 東大医科研、提供先に」
と言う記事が有りました。
東大医科研で開発した「がんワクチン」に関して附属病院で行った臨床試験中、2008 年に膵臓がんの患者さんに起きた消化管出血について、『重篤な有害事象』と院内で報告されたのに、医科研が同種のペプチドを提供する他の病院に知らせていなかったという記事です。
この記事に対し、医療ガバナンス学会のメールマガジンに、医科研の教授が事実が巧妙に歪曲されていると感じられると書いています。
http://medg.jp/mt/2010/10/vol-32720101015.html#more
今回の『重篤な有害事象』である消化管の出血が、病気の進行に伴い一般的に起こりうる事象であること。
「重篤な有害事象」とは、「薬剤が投与された方に生じたあらゆる好ましくない医療上のできごとであり、当該薬剤との因果関係については問わない」と国際的に定められていること。
つまり、風邪を引いて入院が長引いても「重篤な有害事象」となるそうです。
医科学研究所は朝日新聞社からの取材に対して、「今回のような出血は末期のすい臓がんの場合にはその経過の中で自然に起こりうることであること」を繰り返し説明してきたこと
さらに、朝日新聞の取材に対する厚生労働省のコメントとして「早急に伝えるべきだ」との見解が掲載されているのですが、「因果関係が疑われるとすれば」というような前置きが削除されたコメントである可能性があること。
などが書かれています。
さらに、今回はオンコセラピー・サイエンス株式会社と言う会社から朝日新聞に抗議文も出されました。
http://www.oncotherapy.co.jp/news/20101022_01.pdf
この抗議文には、掲載記事にねつ造の疑いがあると書かれています。
掲載記事には「記者が今年7月、複数のがんを対象にペプチド臨床試験を行っ ているある大学病院の関係者」に取材した旨の記載がありました。
東大医科研の独自調査では、「複数のがんを対象にペプチド臨床試験を行っている大学病院」に該当するすべての大学病院に問い合わせを行ったところ、今年の7月に記者から取材を受けたのは大阪大学のみで、大阪大学で取材を受けた関係者は掲載記事に記載されているような回答は全くしておらず、取材をした記者に対して電話で抗議したというのです。
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現在一番力を持っていて、世の中をコントロール出来るのはマスメディアかもしれません。
政治家では無いです。
だからこそ、中立的で公平な立場でなければなりません。
もちろん、自分の考えを通すために、目の前にある事実を曲げてしまうような事はやっては行けないことです。
我々は、いつも常に自分の目で見て報道されている事が正しいのか確認していく必要が有りそうです。
中央調査社と言う世論調査の会社が最近発表した「議員、官僚、大企業、警察等の信頼感」調査と言うものがあります。
http://www.crs.or.jp/pdf/trust09.pdf
昨年12月に、無作為に選んだ全国の20歳以上 の男女1,258人に対し、国会議員、官僚、裁判官、マスコミ、銀行、大企業、医療機関、警察、自衛隊、教師への信頼感について意識調査を行ったそうです。

平均評点が高かったのは、医療機関と裁判官、自衛官で、医療機関に対する評点は2004年に低下(平均評価2.9)したが、2007年調査以降、上昇傾向が続いているとのことです。
医療機関に対し、大変信頼できる、信頼できると52.5%もの方が信頼されている現状に、有りがたいと言う考えとほっとする考えです。
官僚や国会議員が低いのは分かっていましたが、マスコミ・報道機関への信頼度が、大変信頼できる、信頼できると17.2%だということは意外でした。
医療機関で不幸な事故が起こったときのマスコミの報道を聞くと、とても自信あり、断定的な報道を行うことが多いです。
『有ってはならないこと』などと書き立てます。
医師や医療機関が責められて当然の事例も有ります。
しかし、もう一度冷静になってなぜそうなったかを考えた方がいい場合も多いようです。
最近では、用語が間違っていたり、全くトンチンカンな内容の記事だったりすることも時々見かけます。
マスコミ・報道機関への信頼度が低いと言うことは、一般の方が冷静になってマスコミの報道を見ていると言うことだと思います。
ちょっと安心しました。
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