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透析とともに生きる

援腎会 / 2008.07.06 09:55 / 推薦数 : 2

先日、日本サイコネフロロジー研究会に出席し、書家の石川九楊先生の講演を聴いて、「縦に書け!―横書きが日本人を壊している」と言う本を買って読んだことを記事にしました。

そして、同時に、日本サイコネフロロジー研究会で中心的な活動をされている、春木繁一先生の、「透析とともに生きる」も購入して帰りました。

300ページくらいの単行本で、しかも、文章は2段ですので、ボリュームはかなりありましたが、あっという間に読み終わってしまいました。

創成期の透析が、大がかりで効率が悪く、現在より患者さんにとって苦しい治療であり、治療費が高額で、支払いが出来なくなると続けられなくなる治療であることを聞いてはいました。
でも、実際に受けられてきた方の話を読んだり聞いたりすることはありませんでした。

本の前半では、腎炎を発症してから精神科の医師となり、精神科の医師として成長する姿が書かれています。
後半は、急激な腎不全の進行と透析導入、その後数年間の闘病生活が、リアルで迫力のある文章で描かれています。

後半は脇目もふれず、読み入ってしまいました。
この本を読んで、30年以上前から透析を受け続けてきた患者さんたちは、これほどの苦労をしていたのかと実感しました。

脱落していく人が多い中で、春木先生は、どうしたら透析を受けながら長生きできるのかを模索しています。
そして、透析患者さんが長生きするためにはどうすればいいかが、端的に書かれてあります。

この間の研究会での話では、35年透析を受けてきているはずなのに、冠動脈の狭窄等の病変が同年齢の一般人よりも少ないくらいお元気だという事も聞きました。

我々透析に従事する医療者はもちろん、透析をこれから受ける方たちにも、是非読んでいただきたい本であると思います。

凄くお勧めの本です。

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