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2011.10.02 17:08 |  診療  |  研究  |  その他(医療関連)  |  援腎会  | 推薦数 : 0

β2マイクログロブリンの後値

β2マイクログロブリンの前値と除去率を書きました。
せっかくなので、後値も掲示します。

目標は5以下ですが、おおむね10以下となっているので、まあままの結果です。
1人だけ20以上の方がいます。
この方は、他の全ての膜でショックを起こしてしまい、積層型のダイアライザーのみ問題無かった方です。
やはり積層型のダイアライザーはβ2マイクログロブリンの抜けが悪いようですが、他のダイアライザーが使用出来ないので仕方がありません。
この方には時間延長を勧めています。

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先日、医師会の夏の集いがありました。
郡山の避難所で診療をしている双葉郡医師会長・井坂晶先生(富岡中央医院/富岡町)の講演会が行われました。

題名は、
『東日本大震災に於ける避難所のボランティア医療班の活動』
でした。

原発事故の次の日早朝に1号機が水素爆発したため、避難指示が出され、30km離れた川内村に避難し、川内村の診療所で救護活動を行い、3号機爆発のため川内村と共にビックパレットに逃れ、ボランティア医療班活動を開始したそうです。

ビックパレットで、救護活動から始まり、精神面のケア、栄養食事指導、そして慢性疾患の管理、そして集団生活ですので感染症対策、エコノミー症候群の予防など幅広く活動された事を知りました。

着の身着のまま逃げてきて、なおかつ避難所で診療を続けてきた先生方の献身的な働きには頭が下がりました。
今後は、大玉村に仮設診療所を設置し診療を行っていくそうです。

たまたま、救護活動をしていた先生の1人が大学時代に一緒に救急医療を行っていた先生でしたので、久しぶりの再開で話が弾み楽しい時間を過ごす事が出来ました。


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2011.07.14 17:17 |  研究  |  その他(医療関連)  |  援腎会  | 推薦数 : 0

看護学校の講義終了

5月19日から木曜日午後、方八町にある国際メディカルテクノロジー専門学校の看護学科で腎・泌尿器の講義を行っていました。

90分の授業が8回予定されており、本日が8回目で最終回でした。
昨年秋に副校長先生から打診されて、安易な気持ちで引き受けましたが、実に大変でした。

授業は全てスライドを作成して行いました。40分授業して、10分休んで、再度40分の授業を行いましたので、作成したスライドは数百枚になります。

以前は全く無かった肩こりが出てきてしまい、毎日夜なべしてのスライド作りでした。

学生は、寝ている生徒もいますが多くがまじめに授業を聞いてくれました。本日は最後でしたので、前半は血液透析、腹膜透析、腎移植の話。後半は〝しっかり透析〟について語る授業を行いました。

最初に出欠を取るのが学校の先生になったようで、新鮮でよかったです。
11月にテストが有るようで、その頃に問題を作る依頼が来るようです。

来週から、また木曜日の午後ゆっくり出来るので、ぷらぷら福島にでも行ってこようかと思っています。

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現在、郡山では空間の放射線量は高いですが、比較的落ち着いてきていると思います。

ただ、土の上は数値が高いので、子供がどろんこになっても大丈夫な環境整備はして欲しいです。

それと共に重要なのが、内部被曝であり、いつも食べる食品です。

日本では緊急時の指標として飲料水が200Bq/kg以下、食物が500Bq/kgの規制となっています。
実は、海外の規制値と比べても決して高く無いのです。

以前から有った指標としては、輸入食品中の放射能濃度の暫定限度を134Csおよび137Csの濃度として370Bq/kg以下と言う数値があります。
ただ、安心して我々が作物を食べる為には、規制値ぎりぎりだと不安ですよね。

http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-01-04-07

 

この暫定基準値については、玄葉光一郎国家戦略相が3月末に農産物の出荷停止や摂取制限の目安となる食品衛生法の放射性物質の暫定規制値について「国際比較でも厳しすぎる。このままだと何も食べられなくなってしまう」と述べ話題になりました。

http://www.asahi.com/politics/update/0329/TKY201103290222.html

 

でも、この発言は逆効果でしかなかったです。
消費者から見れば危ない食品を売ることが出来る様に政府が介入してきていると感じてしまうからです。

某大学教授は、絶対に福島の野菜は食べてはいけないと言っています。

それでは、今の実際の数値はどのくらいなのでしょうか。

福島県のホームページに原子力発電所事故による農産物被害等関連情報と言うページがあり、農林水産物に係る緊急時モニタリング検査結果についてと言う項目があります。

http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=23692

 

ここには、震災後に緊急モニタリングした福島県産の野菜の放射線量が記載されています。

3月28日のデータを見ると、ヨウ素でもセシウムでもかなり多くの野菜が規制値を超えています。
これでは福島の野菜はなにも食べられないですね。

でも、5月12日になるとほとんどの項目で感度以下NDとなっているのが分かります。
NDについてですが、数値が出ているもので最小は7.7ですから、測定感度以下は少なくともそれよりは小さい数値なんだと分かります。

それで、一番直近のデータである6月29日のデータでは、ほとんどの野菜がNDとなっていました。
実は、安心なのかもしれません。

でも、これは6月17日のデータですが、タケノコや椎茸はまだ高い数値が出ている様です。
放射性物質を吸収しやすい食品があり、これらはまだ注意が必要な様です。

現在はほとんどの福島県産野菜が感度以下です。
それならば、規制値を感度以下としたらどうでしょう。

そうすれば今よりももっと野菜が売れるはずですよ。
安全であることを訴えたいならば規制値以下だと発表するだけでなく、きちんと今の数値がいくつくらいであるか示さないと県民は安心して県内産の野菜を買うことは出来ません。
そして、比較的大丈夫なものとそうでないものを区別して下さい。

以下に、似たような事を書いたサイトを見つけました。
ご覧下さい。

http://www.foocom.net/column/editor/4420/

 

 

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本日、東京の品川駅そばにあるコクヨホールで行われた日本透析医会 研修セミナーに参加してきました。

http://www.touseki-ikai.or.jp/htm/06_seminar/doc/20110306_seminar.pdf

 

このセミナーは毎年3月初めの日曜日に行われています。
昨年は参加しませんでしたが、これまでに数回参加してきました。

元々、前日の土曜日にバスキュラーアクセスインターベンション治療研究会が東京であり、せっかくだからと言うことで参加してみたセミナーですが、その内容の濃さに圧倒され、参加するようになりました。

午前中は、1時間ずつ3つの講演がありました。

維持透析患者の体重管理の講演では質疑応答が30分ぐらいになり、当院でも行っているインボディについて話題となりました。
そこで、インボディは浮腫率からドライウエイトを決めるだけでなく、筋肉量や体脂肪が計れるため、栄養状態の指標となる事を発言させていただきました。

HDFの講演では、大きな分子量の物質を抜くことと、アルブミンの漏出について新たな知識を得ることが出来ました。

副甲状腺摘除術(PTx)の講演では、年間250例と日本で最もPTxを行っていた施設で、シナカルセットと言う薬が発売されてから手術件数が1/5に減ったと言う話を聞きました。

昼休みの1時間を挟んで、午後も1時間ずつ3つの講演でした。

末梢動脈疾患(PAD)の早期発見と治療戦略の講演、C型肝炎の診断・治療についての講演、心筋梗塞や狭心症などの冠動脈疾患の治療法の講演が行われ、午後4時までびっしりという感じでした。

さすがに帰ってきて疲れました。

でも、明日からの診療に役立てる知識を得ることが出来て、とても有意義な一日でした。
そして、他にも昨年のHDF研究会で仲良くなった腎内科クリニック世田谷の菅沼先生と昼ご飯を食べることが出来たり、ネット上で知り合いになった有名な病院の理事長先生と名刺交換が出来たりと講演以外にも良かったこともありました。

秋のセミナーは福岡で開催ですので参加することは出来ませんが、来年の春は是非とも参加したいと考えています。

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2011.01.24 15:46 |  診療  |  研究  |  その他(医療関連)  |  援腎会  | 推薦数 : 0

CAPDについて

CAPDについては前にも書いた事が有るかもしれません。
ちょっと唐突ですが自分のCAPDに対する考えを今回書いてみます。

CAPDは泌尿器科医になった時点から血液透析と共にずっと診療してきた治療法です。
現在でも、CAPDの患者さんが若干名当院に通院しています。

昔から、血液透析とCAPDの比較が良くされてきました。
CAPDは、飲水制限が少なくてすむとか、野菜や果物をたくさん食べても大丈夫だとか、自宅でできることが血液透析より優れているなどの話がありました。

尿がたくさん出ている患者さんでは、これらの恩恵を受ける事が出来ます。
しかし、ぎりぎりまで頑張って無尿に近い患者さんでは、透析不足になりCAPDのデメリットばかり出てしまいます。

透析不足でかゆみが出る、体調不良がある、しかし血液透析はいやだと言うことになり、透析不足で体調不良が数年続き、どうしようもなくなってから血液透析になるストーリーです。

つまり、CAPDは通常透析を導入するよりもっと早い時期に行う治療法であり、血液透析と同等に考える治療法ではないと僕は考えています。

個人的見解なので異論はかなり有ると思いますが、僕が考えるCAPD導入を勧める対象となる方は、クレアチンが5くらいで半年以内に血液透析が必要となる糖尿病以外の患者さんです。

患者さんに、
『半年以内に血液透析となる可能性が高いです。オシッコの量が少なくなったら血液透析しか出来ませんが、現時点ですとCAPDという腹膜を使って透析をする治療法があり、血液透析が始まるのを数年遅くすることが出来ます。』
と言う説明を行って導入するのが理想ではないかと考えています。

数年後に、『そろそろ尿が少なくなり血液透析を導入する時期が来ました。シャント手術をしましょう。』
と言って、週1回血液透析併用のCAPD、そして血液透析に移行していくのです。

きちんとCAPDが血液透析を受ける前にする治療であり、時期が来たら血液透析に移行すると言う事を説明してあれば、CAPDをずるずる続けて透析不足になることを避けられるのではと考えています。

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本日の民報新聞に、第2回援腎会すずきクリニック勉強会の記事が載りました。

地方版のタウン情報の所です。
民報新聞を購読されている方は、ご覧になってみてくださいね。

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土曜日の民報新聞に、会津若松市の竹田綜合病院泌尿器科で、へそから内視鏡や鉗子を挿入して、腎臓を摘出する腹腔鏡手術(単孔式腹腔鏡手術)を導入したと記事に有りました。

実は、この手術を導入した細井先生は、大学の同級生で太田西ノ内病院でも一緒に頑張った先生です。
ほぼ同時期に西ノ内病院に勤めることとなり、手術も一緒にやっていましたが、その頃からすでに手術がとても上手であり、細井先生を超える事は出来ないと感じていました。

手術では勝てないけど、大学時代からずっと取り組んでいた透析に対する情熱では負けないと考えているうちに、現在の道を選んだ次第です。

選んだ道は違いますが、私も細井先生に負けないように頑張りたいと改めて思いました。

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それで、たまたま見つけた記事ですが、

肥満女性の腎臓を膣から摘出、フランスで画期的手術

【9月17日 AFP】仏リヨン(Lyon)で、肥満過多の女性の腎臓摘出手術を手がけた医師チームが、腹部脂肪を切開するのは危険と判断し、膣から摘出するという前代未聞の方法で無事、手術を成功させた。

 17日の現地での発表によると、患者は体重117キロの女性で、複数の感染症によって機能不全となった腎臓の摘出手術を受けた。

 しかし、医師らは腹部脂肪を切開しての手術はリスクが高いと判断、代わりに膣の最深部を切開して腎臓を取り出した。病院によると「膣経由での摘出のほうが切開部分がかなり小さく、痛みは軽減され、合併症のリスクも抑えることができた」という。

 リヨンでは2月にも、別の女性の腎臓をへそから摘出するという革新的な手術が行われている。(c)AFP

http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2756720/6191192


解剖的には何となく出来そうな気はしますが(もちろん僕がと言う意味では無いですよ。)、そう言うのも有るんだとビックリしました。

細井先生、次はこの方法での腎臓摘出はどうでしょうか。

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喘息治療などに使われているβ刺激薬〝アロテック〟の国内販売が中止になったそうです。
頻脈、動悸などの心臓系の副作用のリスクが、喘息などの有用性を上回ってしまっていることが最近になって分かり、販売が中止になるそうです。

最初、その記事を見て、〝アテレック〟どうした。と思ってしまいました。
降圧剤で〝アテレック〟と言う薬があり、腎保護作用が有る薬と言うことで当院でもよく使っている薬が販売中止になったのかと思ったのです。

すぐに、〝アロテック〟であることに気づきましたが、非常にそっくりな名前ですよね。
さらに、抗アレルギー剤の〝アレロック〟も紛らわしいかもしれません。

名前が似ていて間違えやすい薬はいくつかあります。
また、「クスリはリスク」なんて言葉も有りますので、我々も十分気を使って処方していく必要が有ります。

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援腎会すずきクリニックでは、10月より過活動膀胱の臨床治験を開始いたします。

おしっこの回数が多い
突然、強い尿意が起こる
我慢出来ず漏れることがある

などの症状が有りましたら、是非来院ください。

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