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2010.09.02 06:00 |  診療  |  研究  |  援腎会  | 推薦数 : 0

第37回東北腎不全研究会 3

修正可能な治療指標の目標範囲外にいる日本人患者の割合と、当院での目標範囲外の割合です。

スライドでは、目標範囲外にある日本人患者の割合と記載していますが、実際には30万人近くいる透析者の方たちから1800人をサンプリングしたごく少数の方たちなので、以後、日本人サンプルと記載させていただきます。

Single-pool Kt/V<1.2 では、目標範囲外にある日本人サンプルが30.70%いたのに対し、透析量の目標をKt/V<1.6 以上としている当院では0%でした。

Hb<10 g/dL では、目標範囲外にある日本人サンプルが47.10%に対し、当院では13%と低い結果でした。
これまでも、高透析量オンラインHDFを行うことで、貧血が改善し、EPO使用量が少なくなることを報告しています。

PO4>6.0 mg/dLでは、目標範囲外にある日本人サンプルが35.2%いたのに対し、当院では7%でした。
このリンの結果については、透析導入して間もない方が多いと言うことも影響していますが、自信を持って発表できる結果だと考えています。

Ca>10.0 mg/dL では、目標範囲外にある日本人サンプルが48.1%いたのに対し、当院では10%でした。
Caの結果は、透析歴が短い方が多い当院では低くなる可能性があると思います。

アルブミン<4.0 g/dLでは、目標範囲外にある日本人サンプルが66.1%いたのに対し、当院では53%でした。
アルブミンについては、日本人サンプルより上回っていますが、他の項目のような大きな差は出ませんでした。
この数値を見ると、今後も透析者の栄養という大きな課題に取り組んでいかなければと思います。

高透析量群、中間透析量群、非大量置換HDF群で目標範囲外の割合を比べてみましたが、個数が少ないこともあり、アルブミン以外は違いははっきりしませんでした。

非大量置換HDF群でアルブミンの達成割合が低くなっていますが、これは元々栄養状態が悪い方を非大量置換HDF群としていますので、この様な結果になっています。

学会では、今回出した3群の平均はどのくらいかと質問がありましたが、答えられませんでした。
質問した先生は、高透析両群と非大量置換HDF群でKt/V はどちらが高かったかと言う質問でした。

答えられず申し訳ありませんでした。
それで、簡易的にスライドを作ってみました。

単位は入っていませんが、ご了承下さい。

Kt/Vは、高透析量群で一番高く1.931でした。
ただ、3群ともそれほど大きな差はないようです。

リンは、透析量が一番多く、我々が勧める透析方法を受け入れてくれている高透析量群が一番低い結果でした。
栄養状態が一番悪い非大量置換HDF群よりもずっとコントロールが良かったのは驚きです。

Albは、やはり非大量置換HDF群 で低い結果でした。
Hbは変わらなかったです。

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