昨日、一昨日と、新潟市朱鷺メッセで行われた第37回東北腎不全研究会に参加してきました。
昨日は、演題発表も行い充実した二日間でした。
EDのことを書いてきましたが、せっかく学会で発表しましたので、その内容も書かなければなりません。
EDと生活習慣病のことはちょっと延期して、今回の学会発表の内容を記事とさせて下さい。
今回の演題は、
『血液透析の修正可能な治療指標を用いた高透析量透析の評価』
と言う演題でした。

2008年の日本透析医学会雑誌に、『血液透析の修正可能な治療指標に起因する日本の透析患者の推定生存年数-DOPPSより-』
と言う論文が載りました。
J-DOPPSの結果から死亡原因に直結する6つの検査結果の目標値を達成することで、患者さんの生存年数がどのくらい延長するのかという内容です。
その中で、
血液透析療法のうち修正可能な6つの治療分野(指標)において,推奨レベル(目標値)を達成していない患者割合を算定するために,DOPPSから得られた日本人血液透析患者の代表サンプルを用いた.
その結果,日本人の血液透析患者の内,ごく少数の患者では5つないし6つの指標で目標値を達成していたが,殆どの患者(78.1%)で達成した指標は2つないし4つであり,20.5%の患者では1つ以下と,かなりの割合の患者が治療指標の推奨レベルを達成していなかった.
と有ります。

死亡リスクと関連する6つの指標は、
Kt/V<1.2
Hb<10 g/dL
PO4>6.0 mg/dL
Ca>10.0 mg/dL
アルブミン<4.0 g/d
施設でのカテーテル使用>10%
と書かれており、 DOPPS Ⅱに参加した1,805 人の血液透析患者さんの達成率は図のごとくで、治療指標の個数はこの様な結果だったと書かれています。
では、

当院で行っている
透析時間の延長(4.5時間以上の透析)
血流量の増加(可能な場合は300ml/min)
オンラインによる血液濾過透析
と言う透析診療が、治療指標をどのくらい達成出来るのかと言うのが今回のお題です。
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
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コメント
コメント一覧
患者さんに元気で長生きして貰いたいという院長の意思が一番大きな因子だったりして・・・
kusakariでした.
全員にHDFを思っていたのですが、現在はそうは中々
いきません。結局、清浄化と時間の延長と5型と高血流で
工夫していますが。。。。。。。。。。。。。。。。。
頑張りましょう!
これからも良い透析を実践するように頑張っていきます。
一患者として、お聞きしたいのですが、
透析効率、貧血、栄養状態が死亡率に関係することはわかっているつもりです。
しかし、「施設でのカテーテル使用」が死亡リスクに関連するところを少し教えていただけると助かります。
アクセス困難な方は、繰り返しアクセスを作り直している方や、心機能が悪くアクセスを作ることが出来ない方などで、生命予後は悪くなります。
日本ではカテーテルを留置している患者数が全体の10%以上となるような施設は1.2%と言う事ですので、かなり少ないですよね。
今回の指標が元々世界中で行われたDOPPSを用いていますので、このような指標が出てきたのだと思います。
これについては、あまり深く考えなくても良いのではないでしょうか。
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