< EDとは | メイン | EDは >
2010.08.27 06:36 |  診療  |  研究  |  援腎会  | 推薦数 : 0

EDの危険因子

EDの危険因子を8個上げました。

先ず、加齢ですが、前回お見せしたスライドでも示しましたが、年齢が上がるにつれてEDの方は多くなり、70代では71%が中等
度ないし完全EDであると報告されています。

次に、喫煙です。
喫煙は血管内皮障害を起こします。
そのため、一般人のED罹患率が28%なのに比べ、喫煙者では40%と有意にEDの方が多くなっています。
しかも、喫煙量に依存性してEDのリスクも高まるそうです。

若いうちから長く吸っていると良くないと言うこともあり、中学・高校生の男子には, より良い性機能を保つという目的のために、タバコを吸わないこと,吸っている のならただちに禁煙することを啓蒙する必要が有ります。

高血圧ですが、一部のEDは降圧剤の副作用で生じます。
ただ、高血圧も血管内皮障害を起こしますので、高血圧によるEDの多くは、陰茎血管や海綿体の構造変化と内皮の障害によって生じています。

糖尿病
これは、大変です。
ED罹患率は26~35%くらいなのですが、全く勃起しない完全EDのリスクは非糖尿病患者さんにに比べ3倍あるそうです。

糖尿病患者さんでは,無痛性心筋梗塞の頻度が高いことが知られています。
実は他に合併症がない糖尿病の患者さんがEDを持つ場合、88.2%の方が無痛性心筋梗塞を起こしているそうなんです。

高血圧も脳梗塞も何もないけど、糖尿病にはかかっていると言う方がEDとなったの場合、9割近くの方が無痛性心筋梗塞を起こしていると言うことは、かなりショックなことですよね。
これが大変だという理由です。

EDは合併症のない糖尿病患者の無痛性心筋梗塞の予知マーカーとして重要であり,糖尿病患者さんがEDを訴えて来院した場合、治療する前に運動負荷心電図検査を行った方が良いと言われています。

次に高脂血症です。
これも動脈硬化に関連します。
海外では高脂血症があれば、EDの方が多いという報告が有るようですが、日本では現在のところ関連は強くないと報告されています。

肥満
これは、後でスライドにしますが、肥満はEDと関連し、肥満を是正することでEDも改善すると言われています。

うつ病
うつ病とEDが関連していることはこれまでにも報告されています。
また、ED治療薬を内服することで、うつ症状が有意に改善するとも言われています。

最後に前立腺肥大症です。
これは、加齢に伴うものだと考えられていましたが、実は同世代で比べても肥大がある方ではEDである方が多くなります。
肥大症の症状に骨盤内の虚血が関与していて、EDも骨盤内の虚血に影響を受けている為と考えられます。

固定リンク | コメント (0)

コメント

コメントはまだありません。

コメントを書く

ニックネーム*
メールアドレス*
URL
内容*
※「利用規約」をお読みのうえ、適切な投稿をお願いします。
援腎会
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2012/02 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

新着コメント

新着トラックバック