
ろ過透析は前希釈法と後希釈法があり、大量置換ができるのは前希釈法だけです。
オンラインHDFでは、前希釈も後希釈もどちらも可能ですが、ボトル型のHDFでは後希釈法のみ可能です。
そのような観点からすると、オンラインHDFはHDFを強化したものと考えられます。
その効果は、
1.透析後のだるさが減る。
2.透析アミロイド症の症状が改善される。
3.皮膚のかゆみが少なくなる。
4.貧血が改善する。
5.皮膚の色素沈着が良くなる。
などの効果がこれまでにも報告されてきていますし、我々も実感してきています。

デメリットとしては、ほとんどが施設側のものになります。
オンラインHDFを行うためには、透析液を全くの無菌状態に管理しなくてはならず、さらにそのような状態になっているかを確認する必要が有ります。
そして、通常の透析では必要がないポンプを用意しなければなりません。ポンプも毎分200mlくらいの透析液を流すポンプですので、一般的なものとは違いかなり高額です。
良い治療であるが、その分コストもかかる治療だということです。

でも、患者さんの状態が良くなります。
状態が良くなると、包括化されたエリスロポエチンの量が減ります。
そして、限定した患者さん以外にもHDFを行うことができますので、透析困難症が生じたときにHDFの機械が空いていないからできないと言うことは有りません。
と言うより、常に全ての人に対して透析困難症が生じにくい治療法が選択できると言うメリットはとても大きいと感じています。
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コメント
コメント一覧
患者さんが元気になるので、医療・看護の介入の度合いが減る可能性が大きい。
感染症や循環器疾患で他院へ入院治療する度合いが減る。
元気で長生きされるので患者数が右肩上がりになる(他の因子は除外して)可能性が高い。
医師や職員が、モチベーションを高く維持できる(まあ、長年になれば当たり前になっちゃいますが)。
>患者さんが元気になるので、医療・看護の介入の度合いが減る可能性が大きい。
そうですね。
もう一つ違う見方をしてみると、今までならすぐに具合が悪くなって病院に戻ってしまっていた方たちが、長くクリニックで透析をしてくれている様な気がします。
そのため、介護・福祉についてはきちんとお世話できる体制を整えています。
>感染症や循環器疾患で他院へ入院治療する度合いが減る。
そう思います。
現在、40数名の患者様がおりますが、転院して間もない方がそのような病気で入院していますが、数ヶ月経過した方では記憶がないです。
>元気で長生きされるので患者数が右肩上がりになる(他の因子は除外して)可能性が高い。
そうですね。
2年経過しましたが、転院されて1ヵ月以上経過した方は、仕事の関係で夜間透析の施設に転院された一名をのぞいて、全て当院で透析をされています。
医師や職員が、モチベーションを高く維持できる(まあ、長年になれば当たり前になっちゃいますが)。
そうですね。
ただ、他の施設の状況を知らないスタッフもおりますので、常に学会等で当院のことをアピールしていくことも大切だと考えています。
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