2010.04.07 10:56 |  診療  |  研究  |  その他(医療関連)  |  援腎会  | 推薦数 : 0

透析の仕組みとオンラインHDF6

ろ過透析は前希釈法と後希釈法があり、大量置換ができるのは前希釈法だけです。
オンラインHDFでは、前希釈も後希釈もどちらも可能ですが、ボトル型のHDFでは後希釈法のみ可能です。

そのような観点からすると、オンラインHDFはHDFを強化したものと考えられます。

その効果は、

1.透析後のだるさが減る。

2.透析アミロイド症の症状が改善される。

3.皮膚のかゆみが少なくなる。

4.貧血が改善する。

5.皮膚の色素沈着が良くなる。

などの効果がこれまでにも報告されてきていますし、我々も実感してきています。

デメリットとしては、ほとんどが施設側のものになります。

オンラインHDFを行うためには、透析液を全くの無菌状態に管理しなくてはならず、さらにそのような状態になっているかを確認する必要が有ります。

そして、通常の透析では必要がないポンプを用意しなければなりません。ポンプも毎分200mlくらいの透析液を流すポンプですので、一般的なものとは違いかなり高額です。

良い治療であるが、その分コストもかかる治療だということです。

でも、患者さんの状態が良くなります。
状態が良くなると、包括化されたエリスロポエチンの量が減ります。
そして、限定した患者さん以外にもHDFを行うことができますので、透析困難症が生じたときにHDFの機械が空いていないからできないと言うことは有りません。

と言うより、常に全ての人に対して透析困難症が生じにくい治療法が選択できると言うメリットはとても大きいと感じています。

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