考察です。

透析者の治療困難な合併症の一つに筋肉量の減少、るい痩があります。
治療を続けていくことで痩せて言ってしまう患者さんをこれまでにもたくさん見てきました。
最近、HDFを行うと、レプチンの除去が増加し、食欲が増し、ドライウエイトが増加することが報告されてきています。
今回知りたかったし、注目していたのは、大量置換オンラインHDFでは、アルブミンが大量に除去されてしまうためアルブミンが低下してしまうと言われているのは本当かと言うことでしたが、実際にはアルブミンの低下は認めませんでした。
アルブミンと結合している毒素もたくさんあるので、有る程度のアルブミンも除去した方が良いと言うことも、最近耳にします。
ですので、アルブミン値が下がらなく、しかも生体と同じようにある程度のアルブミン除去が出来ていることは大量置換オンラインHDFが優れている治療法だと言えます。
ところで、今月、当院でもとうとうIn-bodyを購入いたしました。
In-bodyを使用することで、高透析量・大量置換オンラインHDFによるの筋肉量の変化も検討できるようになりました。
今後調査して報告したいと考えています。
そして、とても大切なことです。
今回は検討しませんでしたが、高齢者では、栄養摂取不良から低栄養となる可能性があります。
高透析量・大量置換オンラインHDFを高齢者に行うと栄養状態が悪くなってしまう可能性があります。
でも、高齢者でも良くなっている方もいますので、一概には言えませんが、栄養状態を注意深く見守る必要が有ります。
そのため、状態に合わせた透析を行うことや、積極的な栄養介入を行っていく必要が有ると考えています。

以前より、血流を上げることで高透析量の透析を行うと栄養状態が悪くなるので好ましくないと言う考え方が有ります。
しかし、オンラインHDFを併用していると言う事もありますが、高透析量の透析を行ってもアルブミンは下がらず、全体としては体重が増加し、GNRIも上がっていて栄養状態は良くなっているとの結論となりました。
僕の考えですが、
透析をやり過ぎるのは良くないと言う考え方は間違いです。
透析をどんどんやれば多くの方がとても調子が良くなります。
ただ、一部の食事摂取量が少ない方では痩せてしまう場合がありますので、注意深く栄養不良が起こっていないかを確認することも大切です。
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