< 12月になりますが、カブト虫生きてます。... | メイン | 事業仕分け >
2009.12.02 20:19 |  診療  |  研究  |  仕事 / 職場  |  援腎会  | 推薦数 : 0

すごい施設があるものだ。

全国にはたくさんの透析施設が存在しています。
その中には、すばらしい治療成績を上げている施設がたくさんあります。

本日、透析ケアという雑誌の12月号が届きました。
『透析量upの方法を知る』という題名で特集記事が載っていました。
長時間透析、短時間頻回透析、隔日透析、在宅血液透析、HD併用腹膜透析、血流アップ(300以上)について書かれていました。

その中で、長時間透析について、北海道岩見沢市にある腎友会岩見沢クリニックの透析治療と治療成績が書かれていました。
腎友会岩見沢クリニックは、長時間透析を行い、なおかつ血流量を上げて高透析量の透析を行っている施設であることは知っていました。
でも、詳細については知りませんでしたが、今回の論文は度肝を抜く様な内容でした。

腎友会岩見沢クリニックで行っている透析治療は以下の様な内容です。
1回の透析時間は6時間で、しかも6-6-6時間と週3回行ったほかに、3から4時間の4回目の透析を行っている方が、126名中85名(67.5%)もいるというのです。
とてもビックリしました。
そして、週18時間以上の透析時間の患者さんが96名(76.2%)、15時間以上の患者さんも117名(92.9%)いると書かれていました。

ほとんどの方が1回5時間以上の透析を行い、2/3以上の方の透析時間が週20時間以上だというのです。
とても驚きです。

そのため、透析患者総数126名に対し、週4回透析を行うために77台のコンソールを用意しているというのです。
頭が下がります。

患者さんも良くそんなに長時間透析を受け入れてくれるのかと思うのですが、そこには秘訣があるようです。
たとえば、リンのコントロールがうまくいっていない患者さんには、「なぜリンが高いといけないのか」を十分に理解してもらい、その上で、透析時間を延ばした透析を受けてもらい、実際にデータが改善したことを確認してもらうそうです。
そうすると、今までよりたくさんの食事が出来るようになり、もう短い透析に戻れなくなると言うのです。

治療成績も書かれておりまいしたが、生存率がとてもすばらしく、10年生存率68.8%、20年生存率49.1%だそうです。
現在、生存率の全国平均は5年生存率で60%くらいでしょうか。
圧倒されてしまいます。

たぶん、僕の知っている中では、全国で一番透析をやっている施設だと思います。
上には上がいるんだなと言う感じです。
援腎会すずきクリニックも頑張りたいと再度思いました。

固定リンク | コメント (2)

コメント

コメント一覧

外来透析の回数は月何回と決められて居るのに、追加透析はどの様に算定して居るのですか?
written by 仁 / 2009.12.03 07:59
外来透析の回数は月14回までと決められています。
14回は外来管理料が取れますので、そこから人件費やその他のコストが出せます。

15回目からは、使用した物品のみの請求になります。
ダイアライザーや透析液などの費用のみです。

コスト的には、赤字ですね。
でも、患者さんは元気になって、スタッフの手間が減って、包括化されているエリスロポエチンの使用量が減ります。

何よりみんな元気で明るい透析室になるんじゃないですか。
お金儲けだけの為にやっているのではないからです。
良いものを提供したいという気持ちからやっているんだと思いますよ。
written by 援腎会 / 2009.12.03 15:04

コメントを書く

ニックネーム*
メールアドレス*
URL
内容*
※「利用規約」をお読みのうえ、適切な投稿をお願いします。
援腎会
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2012/05 >>
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

新着コメント

新着トラックバック