先日、高血圧疾患とCKD(慢性腎臓病)について東北大学・阿部高明教授の講演会があり、出かけてきました。
阿部先生は、慢性腎臓病と高血圧がご専門とのことでした。
講演の中で、ADMA、インドキシル硫酸、peak2、GSAなどの尿毒症物質が腎機能障害時で高血圧を起こしているという内容のお話が有りました。
そこで、講演後に『これらの物質を透析で十分に抜いてあげると血圧は下がるのでしょうか。』と言う質問をしたのですが、先生のお返事は、『下がります。』と言うことでした。
実は、以前から時間を延長したり透析量を増やすと高血圧が改善されることは知っていました。
有名なかもめクリニックで行っている長時間透析でも、多くの患者さんの血圧が下がり、安定している事を聞いていましたし、当院でも十分な透析を行っている患者さんたちの血圧は高くないことを実感していたのです。
今まで実感していたことが、本当で有ることが分かり、血圧に関しても、しっかり透析を行うことが重要なんだと再認識できて、とても意義のある講演会でした。
先生のお話では、インドキシル硫酸については透析ではなかなか抜けないそうです。
インドキシル硫酸を除去するためには、腎不全保存期に使用するクレメジンが有効とのことです。
可能ならば、透析とクレメジンの併用を行うとより効果的だが、保険適応がないので使えないのは残念とおっしゃっていました。
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