クリニック入り口に次のような掲示を行いました。

当院では、透析診療と泌尿器科診療を中心に治療を行っております。
腎不全患者さんがインフルエンザにかかると重症化する恐れが有ることが知られています。
一番の対策は、インフルエンザの患者さんとの接触を出来るだけ少なくすることだと考えています。
そのため、当院に定期通院中の患者様以外で、新患として来院される発熱患者様の診療は控えさせていただきたいと考えております。
インフルエンザが疑われる患者様は、誠に申し訳ありませんが、他の医療機関を受診して下さいますようお願い申しあげます。
これまで当院に通院されている患者様や、排尿の症状を伴った発熱の患者様の診療は、今後も行いますのでご理解下さい。
ご不明な点はお電話でお問い合わせ下さい。
電話024−925−0860
今回は、高血圧と夜間頻尿の関係について書きたいと思います。

加齢と共に高血圧、高カテコラミン血症となる事はよく知られています。
日中のカテコラミン高値の状態では、腎血流量が低下して昼間の尿量が減少します。そして、夜間にカテコラミン分泌が低下すると、腎血管抵抗の低下が起こり、腎臓への血液が増え夜間多尿となり夜間頻尿を起こします。
さらにカテコラミンは、脊髄の排尿反射求心路を刺激して尿意を起こす物質です。
また、カテコラミン高値では、尿道や前立腺に作用し尿道平滑筋を緊張させ尿道抵抗が増加します。
この状態では、膀胱は尿道抵抗に負けない力で排尿を起こしますので、過敏な膀胱となり頻尿になります。

睡眠時無呼吸症候群では、無呼吸後に息を吸い込むときに静脈の血液が大量に心臓に戻る事によって利尿状態が生じ、夜間多尿を起こします。
睡眠障害があると睡眠物質のメラトニンが低下して、浅い眠りになるため少しの刺激で尿意が起こり、夜間頻尿となります。
この様に、高血圧や睡眠時無呼吸症候群などの一見夜間頻尿と関係ないような病気が夜間頻尿の原因となっているのです。
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